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September 28, 2005

ヒゲフジさんからの電話

いきなりヒゲフジからぼくの携帯に電話がかかってきた。彼は大きな交差点にいて携帯電話を使っている。友人のトビシマさんに電話したらしいけどぼくに電話がかかってしまった。
「今、○○町、△△橋の方に歩いてくから、セブンイレブンの前で待ってて」
「ヒゲフジさんぼくはトビタだけど」
「アッ!」といってプツンと切られた。
すぐに電話が来て、
「アー、すみません、間違えてかけちゃって、来週の火曜にまた□□ウォールに来るんだけど、来ませんか?」
ちょっと前から人口壁に興味があったぼくはヒゲフジの誘いに乗ることにした。

次の週の火曜日
地下鉄の○○町で降りて、△△橋方面に歩いて、コンビニまで来たら、大通りを渡って、橋をわたって、そこから携帯電話でヒゲフジを呼ぶと、半袖、タンパン、サンダル履いて、迎えに来てくれた。いかにもあやしい倉庫みたい所が目指す人口壁だった。入り口で2000円を払い、非常階段みたいな鉄の階段を3階まで登ると更衣室があった。着替えて下りて行くとロープワークの講習があるという。
店番のオニイサンに
「ハーネスを着けて下さいと」言われて、自慢のシットハーネスを出して。
「これでもいい?」と聞いたら、
「ウウウ!」と悩んで、
「安全環つきのビナをここと、この上の所につけて使って下さい。」なんて、言ってくれた。
実は、店番のオニイサンに、ぼくはロープワークはバッチリ出来るんだと、使い込んだシットハーネスの渋い輝きでアッピールしたかったんだけど、「ウウウ!」だった。グリグリとかいう山には持って行くには重たい器具を使ってトップロープの確保の方法を習ったら講習は終わりで後はフリーに練習して下さいとのことだった。

ヒゲフジはドコと思えば、三メートルぐらいの低い壁の前にへたりこんで、右手を上げたり、左手を上げたり、車のハンドル回すみたいにしたりしていた。いきなり両手ででっかい手がかりを持ったら上の手がかりに右手が伸びて、足がごそごそ動いて、左手が伸びてその上の手がかりをを持って、足がごそごそするうちに左手がジタバタしてきて。ポテッと落ちてはにかんだように笑って、こっちに来た。
「やさしいから、これやってみな!」
「ヒゲフジのまねすればいいの」
「両手で持ってからスタートだよ」
「両手は持てるけど、足を下の足がかりに置けないよ」とぼくがジタバタしてると、
「スタート核心だね!」とヒゲフジはつぶやいた。
ぼくがあきらめて壁から離れたら、すーっとカッコイイ感じの痩身の男が来て、ネコみたいな足の動かし方しながら登りだして、テナガザルみたいにぶら下がってたりなナマケモノみたいゆっくり動いてなかなか下りて来ない。やっと下りたと思ったら、また別の痩身の男が現れてこれも長い間下りない。やっと下りてそいつは同行の痩身の女性と話し始めた。カッコよさでハートマークのその女性がいきなり進み出て、テナガザルナマケモノでさっそうと登ってて、・・・。

なかなかぼくが行くタイミングが来ないけど、スキを見て行って、両手持ってジタバタして、そいでポテッと落ちたら、また例のやつらにあと3人ぐら似たようなのが加わって、それぞれがテナガナマケしてなかなか壁から離れてくれない、ぼくはと言えば気持ちが臆して来て出番がとれないのと。2回しか登って?ないのに腕の手首から肘のあたりの筋肉の力がなくなってしまっていた。2000円払ったから仕方なし、二時間はねばってやるぞとは思って、根性、根性、ウー!根性。

「経営者としては会社帰りにやって来てボルダリングの上達に地道に専念する人を多く作りたいのだろう。だから、初心者が来たらそういうボルダリングがちょっとうまい人になりたいと思わせる必要があるんだ。だけど、ぼくみたいにちょっと太ってて、体が硬くて、運動神経が鈍そうなタイプで、初老だとしたら、うまくなる可能性はかなり少ないからその人達は意識はしてないだろうけれど、『はじいちゃう感じ』になるんだろうな。」

二時間の時間が経つのを待って、
「オヤジのヘルパーさん帰っちゃう時間だから、先に帰るよ!」
とヒゲフジ達に介護が必要になった父のためという半ば本当(回避しようと思えば回避出来る)の理由を言って、○○町の駅を目指した。途中のコンビニに「酒」と書いてあったので立ち寄って、ワンカップのお酒の高い方のやつ(225円)を二つも買って、地下鉄がすいてたら飲むことにした。(文:T)

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September 27, 2005

高尾山森林走遊学大会スタッフ参加の記

9月24日(土)朝9時30分に京王線の高尾山口に到着、駅前に大きな駐車場があったので、それっとばかりに駐車スペースに入ったら係員のおじさんが二人もやってきて言うことに、「前金で千円です。」
“ヤバイ百円じゃない、ケド、もう停めちゃった、千円払うっきゃないか。”と思ったけれど、なぜか勇気が出てきて、
「そんなに長く停めないんです。」とぼく、
「それじゃここ出た所に停めときな」とおじさん、
“アー、良かった”

駅前のロータリーの出口の所に右に寄せて車を置き知ってそうな顔を探すと、SiさんとKaさんは名前がわかって他に数名の男女がいて歓談中。
「おはようございます」と挨拶したら、Siさんいきなり
「Yさんがウチの会(横須賀山岳会)に来たんで、どこにいたと聞いたらTimtamにいたっていうからTimtamなら知ってるからと思って入会させたんですよ。若い人、少ないから良かったですよ!」
“ゲッ!横須賀山岳会にトラバーユ?ヨーロッパとかヒマラヤ帰りのモサ連中のおじさん達の中入って大丈夫じゃないんじゃない?ヤバインジャン?”なんて思ったけれど、
「Yさんはけっこうしっかり歩けるから」と良い所を伝えるべく話しをした。
「そうでしょうね若いから」とSiさん(62歳)は若いを連発。
“マア仕方なし!”

10時に16名ほどのメンバーがそろい、マイカーに分乗して国道20号を相模湖方面に向かう、大弛峠の手前一キロメートくらいの所に普段はゲートの閉まっている林道入り口があって、右折して林道に入ると五百メートル行かないうちに林道左手の林野庁のビジターセンターに出会う、そこが本部である。本部の展示スペースに集合、本日の作業内容を確認しているころ、屋外は本降りの雨となる。台風が接近し秋雨前線を刺激して明日の昼まで激しい雨が続くという予報だ。

いっこうに中止という話しが出ないから、変だななんて思ってたら、この高尾山走遊学大会は雨の特異日の9月の最終週に毎年行われていて、これまで9回の大会の歴史のうち3分の2は雨の中の開催、だから、雨の中を走るのを楽しみにしてるランナーがリピーターに沢山いるほどの雨大会なんだそーなの話しあり。
“ガンバンネバナンネシ!”とカクゴ&覚悟!

参加賞(パンフレット、広告、ドリンク二本、Tシャツ)の袋詰めや床のシート張りなどが始まったけれど、我ら元気者隊はコースを示す矢印看板が木に結べるように紐をとおす作業をの後は豪雨の中外へ出た。工事現場で使うブルーシートをタープとして空に張りそれを8枚も連結して大きな雨よけ広場を作成、作成が終わるには僕はぼろいの雨具のおかげで全身ずぶぬれ状態になってしまっていた。

元気者隊は車に分乗して森林マラソンのコースに出た。コースを示す矢印看板を木に結び、水たまりは水路を掘って水を流し出し、へこんだ道に土をかぶせ、滑りそうな丸太は砂で磨いてコケを落とすなんて作業が続く。ボランティアでみんな参加してて、すごく生き生きと作業してるみたいでうるわしい感じがする。NIAJ(Timtamの所属する山岳ガイド協会の下部団体)会員の義務だから仕方なしなんて思って来てる人はいないみたいだ。100人近い会員がいるのに20人弱しか来てないわけが見えてきた。“チョッピリいやだけど、ボランティアの気持ちをしっかり持って、来年も来よう”などと思うほどに元気者隊の方々に感化されてしまった。でも、ぼくにはボランティアでなくてコミニケーションアップ(後述)という大事な目的があるのだ。

夕方五時に作業が終わり、20号線を高尾方面に戻る竹林亭という高級料理屋の看板を右折し林道を行くこと10分の所にある林野庁のりっぱな宿泊施設に到着した。施設の場所を確認してから、ぼくは車で高尾山口駅前のコンビニとガソリンスタンドまで往復した。寝酒とつまみを買いガソリンを満タンにして、メール圏内に戻っているのでメールチェック、
“来てる、来てる、あの街の娘のYaさんから、そして、In氏から、Hm氏から”いそぎ、返信を書く。ぼくは返信をいっぱい書く人なので時々ヤギさんの歌のような連続返信になってしまう。
“クロヤギさんからお手紙ついたシロヤギさんたら読まずに食べたしかたがないからお手紙書いたさっきのお手紙お話なあに!シロヤギさんから・・・”頭の中をヤギさんの歌が数回くりかえすうち、車は宿泊施設に戻っていた。

夕食の弁当は大きな鮭が入っていてうまい。酒類は飲み放題で、ボランティア山ヤ軍団はそろそろ饒舌になり始めていた。NIAJ会長のAm氏は焦って、みなを招集し今後の予定
等の打ち合わせをさせた。NIAJの顔である今井通子氏が登場、「走遊大会の参加者(マラソンは700人、ハイキングは7名)が地元で買い物をすれば、それが廻り廻って森を守るお金になる・・・」などと挨拶をする。

NIAJには今井通子氏等の海外遠征のスタッフから山岳ガイドに転じた人が多くて、海外遠征で富士山よりずっと高い所に行くタイプのせいなのか、みんな太っててマッキンリー13回登頂のOk氏とか前記横須賀山岳会のSi氏やKa氏もフトメンアジツケ体型をしている。ちなみに、ぼくは普通体型だ。唯一(有)ミゾーの社長のMi氏だけは痩身だ。アイスクライミングバイルミゾーの開発者らしい。

打ち合わせが終わり、救急薬品とかタオルとか給水用の水とかコップなんかの荷物の積み込みが終わったら山の人らしい車座になっての宴会が始まった。お酒に弱いぼくは、少し飲んで早々にシラフに入る宴会の盛り上がりは深夜12時まで続いたらしいけど朝早く起きて眠かったぼくは宴会の轟音をものともせず9時には寝てしまった。

9月25日(日)の朝が来て、
朝食弁当食べて(昼食弁当もまったく同じものでマイッタ)、車で本部に集合、ミーティング無し、各自持ち場に移動。ぼくはコースの矢印看板の追加設置と緊急用の車の運転とその車が置いてある所でランナーの道案内が仕事だ。看板が不足し本部に取りに行くアクシデントありスタート直前まで看板の設置作業が続いていた。

12時森林マラソンスタート、10分でトップがぼくの持ち場を通過、続々とランナーが通過する。
「ごくろうさまです!」とか
「ありがとうございます!」とか声をかけられる。
“ぼくらスタッフは真っ赤なTシャツを着ているからそれとわかりやすいんだろう。ぼくらばボランティアだって知っているんだな!”なんて思ううちにラストの赤十字Tシャツを着た人が通過した。

矢印看板を回収しながら日陰沢の給水ポイントに行くと、リタイアした人が一人いたので、車で本部に送る本部で次ぎの指示を待っていると、骨折事故があったらしいと無線が入る
本部はぼくに給水ポイントに戻るように指示した。ポイントに戻るがそこには人がほとんど残っていなくて、女性が2名車の中で待機していた。「骨折事故があったらしい」と伝えぼくもそこに待機した。

30分ほど待機していたら、マラソンコースを担架とそれを運搬する数名のスタッフが下りてきた。救急用品入りのバイクに乗った東京消防庁の人2名到着。パトカーで警察官と追加救急隊員の計7人到着。パトカーの底が擦れてガソリンタンクに穴があき走行出来なくなるアクシデントあり。警察の人はその職務で住所と電話と職業とかを聞かなければいけないようで怪我人から付き添って来た人までいちいち聞いて回っている。そうこうするうちに軽自動車ワゴンタイプの救急車が到着し担架ごとそれに乗せて病院に搬送した。

怪我した人は30歳ぐらいの男性で伸長は168センチ体重が86キログラムである。他の細身のランナーに負けじと走り、雨の山道で滑って転んだら骨折するだろう体型である。
“この方は、出来ることと出来ないことのバランス感覚がかなりずれているなぁ!”と思わざるを得ない。救助活動指揮したSi氏(もと警察官)を車に乗せて、氏の車の所まで送り、2台で本部に帰る。途中で交番に寄り挨拶をする、警察OBのSi氏の気配りが光っていた。

本部に帰り、反省会をして、
「怪我人が出たことは残念だが、この手の大会では怪我人が少ない方である」なんて今井通子氏に聞かされて、“ヘーッ”なんて思った次第。

暗くなりかけた夕方6時にぼくは本部を後にした。会長のAm氏とか事務局のSaさんとかOkさんとかはたぶんあと1時間くらい最後のかたずけがあるだろう。最終かたづけメンバーに入るほどこの組織(NIAJ)でコミュニケーションアップがまだ出来ていないぼくなのだ。山に行く者のコミニケーションアップの大切さは十分に分かっているつもりなので今後も地道にやって行くべと再確認した。(J記)

*コミニュケーションアップ=山に行く者どおしが人間的なつながりを深め、情報交換をし、互いに学び合い、事故ある時には助け合って行ことに機能させるための意図的な仲間作りのこと。

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September 15, 2005

それなり沢ヤのカレーライス

東北の沢に沢登りに行きました。岩手の大深沢です。

○子チャンとベテラン沢ヤ氏とぼく(ぼくはソレナリの沢ヤ)がメンバーです。盛岡駅に集合したころ○子チャンから朝寝坊して新幹線に乗り遅れたと電話が入りました。
「なんとか追いつくから先に行っていて!」などと言ってる。
「無理すんなよ!」と言って電話を切る。
「フン!・・・どうせ来ないな!」と見切りをつけてタクシーを拾い車で行ける所まで行く、それから、少し荒れた山道(廃道みたい)を歩いて大深沢の入渓点をとらえる所に広場があって
一日目のキャンプ地としました。そしたらその広場まで地図に書いてないけど大きな林道が来ているのを発見、車で地元の人が数名キノコ取りに来てるありさま。今日半日の廃道歩きはなんだったんだろう。

テントを張り終えたころ○子チャンが登場、なんでもタクシーの運転手さんに泣きそうな顔して事情を話したら、途中でメーターを止めて広場まで走ってくれたとのこと。
「カワイコタイプはいいな!」
「広場で会えなければ引っ返すつもりだったの!」
「アンネー・・・」
○子チャン登場でいきなり元気になったぼくとベテラン沢ヤ氏でありました。ぼくらはぼくらのタクシーと○子チャンの二台のタクシーの運転手さんに複雑な思いで感謝しつつ、再会を素直に喜びあったものでした。

大深沢くらいの大きな沢(沢の中で一泊、沢を抜けて大深岳の肩にある大深山荘という避難小屋に一泊)に行くとなるとベテラン沢ヤ氏とソレナリの沢ヤの連携のようなことがあると非常に強力なパーティとなります。困った時にお互いに意見を出し合い、科学的に考えて合理的な方を選びながら原始の川をさかのぼるためのルートを決めて行きます。どちらもがお互いの意見を尊重しあい地図をながめ、滝を見て考える姿はウツクシイです。そして、話し合う内容が聞こえ、パーティの皆が次の動きを予測出来るので、一人のトップリーダーが黙々と決めちゃうのより安心感があります。

二日目の行程を終えて、沢床から数メートル上の平らな台地をみつけ、鋸とアイスバイルを使って整地してテントを張り、薪を集めてたき火をして、夕食の準備を開始しました。二日目の夜と三日目の朝の食事担当は僕です。ベテラン沢ヤ氏と○子ちゃんにおいしいと言われたいと素直に思って得意のカレーライスを作ることにしました。

ビリー缶(イギリス製のビリー缶というたき火にかけられる鍋)に生米を入れ沢の水でといで米の高さの二倍まで水を入れて、たき火にかけます。グラグラ煮えて三分、火の弱いところに移動して残り十二分、それで火から下ろし、十分以上蒸らしてライスの出来上がり。

ジャガイモとニンジンを薄く短冊に刻み、タマネギは大きく切ってビリー缶に入れ、浸るくらいまで水を入れて強火で一気にジャガイモが柔らかくなるまで煮ます。その間に、焼き豚のブロックをきざんでおりました。
「アンネー、この肉、腐りにくくていいね」
なんでもアンネーから始まるベテラン沢ヤ氏がのぞきに来ました。どうやら腹が減って、つまみに来たようです。
「もうすぐだから待ってて!」
と僕が言うと、けっこう上品な彼はおつまみすることなく、○子チャンと連れだって岩魚釣りに出かけていきました。彼は魚釣りはしないタイプのはずなのに
「ムムム・・・!」

つけあわせにサラダ、水で戻すだけの海草サラダ、ビリー缶の蓋に盛りつけ、干しエビをトッピングしておいしそうに見せる。それにクノールのカップスープ(きのこクリーム)。

水を足して分量を整え、それが煮えたら肉を入れて、すぐにカレールー(ハウスジャワカレー)を入れてOK。各自持参の食器にごはん盛り、カレーをかけて出来上がりました。やつらがカレーの香りひかれて戻ってきていたから、すぐに
「いただきます。」
「ごはんだごはんだ」などと歌って、
「アンネー、アンネー」と前聞いた話しをくりかえす彼。

そしてニコニコしながら
「おいしい、おいしい・・・」と言っている彼女・・・
ぼくはシェフになった気分!(文:それなりの沢ヤ)

<トリビア>
根菜は常温で長く(数週間も)保存出来て栄養が豊かなものが多いです。数日山に入る場合の食料に適しています。
その昔、帆船で大航海をしていた時代に船に積み込んだ食料は根菜類でした。タマネギがなければアメリカ大陸の発見はなかったのかも知れません。アメリカ大陸に上陸した船員達が持ち帰ったのはジャガイモ(南米原産)でそれはまたたくまに世界に広まり、ヨーロッパにはジャガイモを主食にする国まで登場しました。ジャガイモの主成分は澱粉ですが意外に多くビタミンCが含まれています。しかもジャガイモのビタミンCは熱を加えて調理しても壊れないというすぐれものです。ジャガイモはその属するナス科(トマト、ナス、ピーマンなど)の特徴で同じ畑に連作出来ません。連作出来るるのはさつまいも、連作すればするほど品質が上がります。肥料もいらず、草取りだけしていれば大きくなるという荒れ地で栽培出来る救荒植物で栄養も豊かです。最も栄養が豊かなのはニンジン、ニンジンの赤い色はカロチンというビタミンAのかたまりのような色素から出来ています。ヤマイモは日本原産の芋らしい。サトイモは稲作始まる前の日本の主食だったらしい。レンコンは根でなくて茎だから長く保存出来ないかも知れないけどシャキシャキしてうまい。ニンニクはスタミナをつけられそう。ニンジンンとタマネギとヤマイモは生で食べられるのがうれしい。

カレーのレシピ
ニンジンは皮をむきません、皮を捨てるくらいなら食べてしまおうということです。さすがにジャガイモとタマネギは皮をむきます。タマネギはすぐに煮えるのですが、ニンジンとジャガ
イモはなかなか煮えないので、街でする様にブロックに切り分けず、2mmほどの厚さの薄い短冊に切り分けます。こうすると早く煮えて柔らかくなるので、時間短縮&燃料節約になります。肉類は夏場は痛みやすいので、シーチキン缶詰とか焼き豚とかハムを入れて、カレールーを入れて出来上がり。

つけあわせにニンジンをステッィク状に切って小さなチューブに入ったマヨネーズを横につけて出すといい(ビタミンタップリで口内炎が予防出来ます)。

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September 14, 2005

八月の岩登り

八月の始めに岩登りに行きました。場所は奥武蔵・日和田山の岩場です。埼玉県地方は真夏日、8時30分に西武線の高麗の駅に集合、駅舎の日陰を出たとたんに汗が噴き出しました。いっしょに行った中学の林間学校以外は山道を歩いたことがない街の娘(こ)が大汗かいてついて来る、熱中症にならないかと心配にになって、「暑いでしょう!」なんてよけい暑くなるような言葉をかけてしまった。答えずに口をへの字に曲げてついて来る。いっぺんで山なんか嫌いになるだろうな?
アーア、嫌われちう、嫌われちゃう、けど行くしかないよぉん!

岩場に着くとすこし涼しい、それは小さな泉が岩場の隣で湧いていて、その水がわずかな流れの谷を作っているから。でも、岩の上は炎天下、鉄板焼になりながらトップロープをセットして、日陰の岩を選んで登りました。どうやら街の娘さんは元気を取り戻したようです。
モシカシテ、また来てくれるかもしれない、かもしれない、だから夕方まで、楽しいルート厳選しながら登ったんだよぉん!香取線香もいっぱい炊いたよ!

それでその次の週(八月)は、早朝六時から登り始め、気温の上がり始める十一時には帰っちゃうことにした。同じく奥武蔵・日和田山の岩場。ボルダリングジムしか岩に登ったことがない街の成年男子といっしょ。同じこと考えてる二人組が早朝の女岩西面にいた。ぼくらは男岩の西面を貸し切りで登りました。西面だから午前中は日陰です。今度は大丈夫と思ったら、室内壁のテクニックが外の岩場のホールドに合わせられなくて苦労させちゃったみたい。
ヤバシ、ヤバシ!、もう来ないかも、

それでまたその次の週(まだ八月)は、早朝六時から登って十一時に帰っちゃうパターンで、武蔵五日市・天王岩(涅槃の岩場とも言う)。沢好きな山の娘と縦走好きな山の青年男子と。虹鱒釣り場の駐車場から徒歩三分で便利養沢渓谷の川原から十メートル高い所だから沢床ほど涼しくないにしても少しだけ川風が吹いていて少しだけ涼しい所、この岩場は北面にあるみたいです。午前中は日陰になってました。

岩登りは秋から冬を経て春までがいいです。
なかでも、冬がいいのです。
日本の太平洋側の気候区は冬になると冬型の気圧配置に伴う晴天が続きます。脊梁山脈で降水して乾燥した空気が岩を乾かし晴天のもと乾いた岩の岩肌のぬくもりを感じながら
岩登りを楽しむことが出来るのです。

日陰で蚊と戦いながら登るのでなくて、夏のきらめく太陽の下で堂々と岩登りしようと思ったら、三千メートルのアルプスに行くのがいいです。素敵なベースキャンプも魅力です。
涸沢から滝谷ドーム壁
奥又白池から前穂北尾根Ⅳ峰正面壁
白根御池から北岳バットレス
長治郎雪渓熊の岩から剣岳八峰Ⅵ峰フェース群
(私達のTimtamも来年の八月に剣に行く予定)
なんていう人気ルートに行くのがいいです。

人気ルート以外は落石や浮き石が多く、打たれているハーケンやボルトが30年以上経過して劣化したり欠落したりしています。ガイドブックなどに書かれたグレードより数段難しくなっているので気をつけましょう。

だから、人気ルートだと思って間違えたルートを登るとかなり手強いことになります。ルート知ってるうまそうなオーラーがただよう人の後から登る作戦に出るのがいいみたいです。ただし、その場合、上に人がいるので落石に要注意です。

夏場は小川山廻目平に行く人も多いです。
5.10アンダーのルートと言えどもかなり手強いので、上手な人にくっついて行く作戦に出るのがいいみたいです。
廻目平の夏はそんなに標高が高くない分チョチ暑いです。(J記)

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September 12, 2005

夏に涼しい、日原・岳嶺岩

連日30度以上の暑さが続いています。北アと南アとか一万尺の山が涼しいけれど、遠いから気軽に行けない。気軽に涼を求めるなら丹沢や奥多摩の沢登りがいいけど台風来たり、大気の状態不安定による豪雨で水量が多くて気軽には行けない。

どっかいいとこないかな?

あったあった、それは奥多摩の岳嶺岩!
日原川の河原にそそりたつ石灰岩の岩塔に10本ほどの人工登攀(A0~A2、下段に解説あり)のルートが作られている。ドードーと流れる日原川の流れから10メートルと離れてないから涼しさは沢登りと同じ、思い切り涼しくなりたい場合は川で泳いじゃうのがいい。岩の回りにはキャンプ地がいっぱい、たき火も出来ます。ニジマスとヤマメが釣れる(入漁券を買う必要あり)。東日原のバス停から徒歩30分、岩場から徒歩5分で水洗トイレあり。最近のクライマーのバイブル的ルート図集の日本百岩場(関東編)に小さく掲載されているだけなのでほとんど人がいない静かな岩場なのがいい。

南の岩塔の南面には、A0ルートが3本、フリーでも登れないことはない(5.8~5.10程度)南面だから、朝と夕方と曇りの時に登ると涼しい。

南の岩塔の北面に、左にA2のルートが1本(最上部のボルトのハンガーが欠落していてそれにスリングをかけて登るのでA2としました)、中央から右にかけてA1のルートが三本、壁の前は平らな広場になっている。北壁なので日がささなくて涼しいがちょっとジメジメしてて蚊が出そうだからカトリセンコウを持って行こう。

その平らな広場の北側に岩塔が二つあり、西側の岩塔に岳嶺岩名物の小ハングルート(左側)と大ハングルート(右側)が二つ名並んで作られている。どちらもA1なんだけど、小ハングルートのハングの出口の所のボルトで手の短い人用に打たれたやつが欠落して
今は遠いところの一本残ってるだけなので、この一本に手が届かない人は少ない手の短い人はチョックレンチ(引っかけるカギノテのついた長さ20センチほどの鉄板の棒)などの道具がないとリード出来ない(A2のルートになっちゃう)。

A0~A2の解説
Aはアーティフィシャルとかエイドの略で人工登攀という意味です。

A0はハーケンやボルトにカラビナをかけそのカラビナをつかんで登っちゃう技術、ハーケンの穴に指を入れてつかむのはし墜落すると指がもげちゃうので出来ないからカラビナを
かけて持つ。

A1はハーケンにアブミと呼ばれる縄ばしごをかけ、それを足がかりに登る、アブミを二つ用意して次々にかけかえて登って行きます。岩がもろくなくてボルトやハーケンが効く所ならボルトやハーケンを打ちながらどんな所でも登れちゃいます。

A2はそのハーケンやボルトが加重の方向によっては抜けちゃうような場合とか、岩角にフックをかけてそれにアブミをかけるような不安定な人工登攀をいいます。

ロープにブルージック結びをかけてそれを足場にして登る自己脱出とか大木にスリングをタイオフしてそれを足場にして木登りするとか、この一手が届かないなんて場合に岩の割れ目にチョックをはさんでそれにスリングをかけて登っちゃうとか、工夫次第でなんでも登れちゃうのがA0~A2の技術です。

A0~A2の技術を伝える所がだんだん少なくなって来ました。
Timtamでは年に2回(7月始めと9月始めあたり)ほどその講習会を行っています。人工登攀は雨が降っても出来るので雨天決行、台風の場合は中止。(J記)

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September 09, 2005

レンタルシューズ物語

おとといM講師がレンタルシューズを買いに行くというのでついて行きました。総武線で新宿に行きそこから山の手線に乗り換えて新大久保着、夕方の5時半ごろにICI石井の本店に着きました。

ちなみに、M氏は買う物によってお店を変えているのでICI石井ばかりを利用しているわけではありません。先月は高田の馬場のカモシカスポーツで沢靴(キャラバンの赤石)を買っておりました。先々月はICI石井のお茶の水店で雪崩ビーコンの修理が出来上がったのを受け取っておりました。雪崩ビーコンは7年前に買って、今年の冬に不調になって4月に修理に出したものが無料で新品と交換されました。ドイツの会社(オルトボックス)らしいですね。

もう一つちなみに、ICI石井が新大久保に本店があり、IBS石井は鶴見に本店があります。
風のうわさによると、石井兄弟のお兄さんが多摩川から西にお店を展開してIBS石井、弟は多摩川から東にお店を展開してICI石井とシェアを分けたらしいです。
そこで問題です、石井の茅野支店はIBSでしょうかそれともICIでしょうか?(答えはこの文の最後に)

M氏はICIの本店に入るなり三階のクライミング用品売り場に直行、レジの人に知り合いの人を呼んでもらうという行動に出ました。プロの山岳ガイド対応の価格でシューズを売ってもらおうという魂胆のようです。おとなしくてひ弱な感じのする(ゴメン)M氏がこんなにズーズーしいとは思わなかったです。「断られたらドーシヨー!」なんて思いながらドキドキしてるんはずですが自信タップリに見えます(たぶん、演技してるんでしょう・・・?)。

幸いにも知り合いの人が奥から出てきました。五十代の中肉中背でエライ感じのする人です。お食事中だったらしく口をモゴモゴさせています。M氏はエライ感じの人氏になにやら話していました。エライ感じの人氏もなんとなく好意的です。そいでもってクライミングシューズを注文しました。紐しめ式でなくて、やわらかめで皮が伸びて調節幅が大きいからレンタル用に向いているということでファイブテンのモカシムという靴を三足(USサイズ6半、7、7半)買いました。

今回のは女性用のレンタルシューズです。男性用の大きなサイズの靴を買うのは難しいみたいです。27センチで8半がフリークライミング仕様のサイズだから大きいサイズはあまり売っていないのです。

エライ感じの人氏にお礼を言ってレジを後に、店内を一通り見てまわり、
「登山用品はみんな高いからすぐには買うなレンタルを最大限に利用した方がいい!」などとM氏はいきまいておりました。ガイド対応価格で買えたことで鼻高々(調子にのらない方の君のがいいんだけどな)。(J記)

Timtamのレンタルシューズは
難しい所を登るわけではないので
大きめです。日和田山の岩場で
1日履いていても痛くないサイズ(USサイズで表記)
でラインナップされています。
22~23   センチ・・・5半
23~23.5センチ・・・6半
23.5~24センチ・・・7
24~25  センチ・・・7半
25~26  センチ・・・9半
26~26.5センチ・・・10
26.5~27センチ・・・10半
27~28  センチ・・・13(通称ジャンボ)

多摩川の西にあるみたいなんですが答えはICIです。

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September 06, 2005

静かなロマンチックな山

駅から近くて、頂上の展望が良くて、麓に駐車場が整備されているとか、日本何百名山に数えられるとかいう山、つまり人気のある山にはどうしても行ってしまうのです。

○○さんともそういう山によく行きました。
いっぱい人に出会います。「こんにちは」また「こんにちは」とくりかえし言ううちにほほえみを忘れた「こんにちは」になっています。中高年の団体が20人ぐらい前にいます。おじさんの大きな野太い声がボンボンと響き、おばさんのファルセットが止まることなく続きます。タバコの臭いがします。カランコロンに指数2をつけて熊よけの鈴の音がします。○○さんはそういう団体が来ると立ち止まって、少し離れて歩きたがりました。でも残念賞!、待ってると、次の団体がきちゃいます。シタゴゴロが少しあるぼくとしてはロマンチックなシチュエーションが破壊されて冷たい汗が背中を流れて・・・アア・・・片思いは悲しい!

人気のある山の人気のあるコースはたくさんの人に踏まれて道が広くなり、岩だらけになっていたり、深くえぐれていたり、しっかり階段が作られて破壊を食い止めるべく整備されたりしています。道標も完備され、りっぱなトイレがあったりもします。

人気のある山には人気のないコースから登るのがいいです。鎖場ありとか、迷いやすいとか丸危とかエアリアマップに書かれているコースから登るともっといいです。人気のない山に登るのも同じくいいです。

そこは、静かなロマンチックな山です。

時々ヤブが道を隠したり、岩場にボロボロに錆びた鎖がたれていたり、橋が朽ちて落ちそうになってたり、なんてことがあります。そんな所を自分達の知恵を使って乗り越えて進んで行くのは楽しいです。土が残っている道はフカフカして感じがいいです。たまに人に会っうとニコニコしちゃいます。

そういう静かなコースの山歩きを総称して名前をつけたいです。今まで聞いたことのある名前は
「ハイグレードハイキング」
「とっておきの山」
「静かな山の山歩き」
「エコノミック夏山登山」
「ワンデリング」
「トレッキング」
なんてのです。どれも今一歩の表現力です。いいネーミングがないかな。(J記)

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September 05, 2005

3K(サンケイ)

kitanai=きたない=ダーティ
kitui=きつい=ハード
kikenn=きけん=デンジョラス、
これを3Kと言うようです。

山登りは3Kです。
中でも、沢登りは3Kの代表みたいです。
1K・・・着替えてからでなきゃ電車に乗って帰れない。家に帰って洗濯してもとれないほどダーティ(ドロの汚れと生臭い臭いのする)な衣服をまとい。
2K・・・夏でも涼しい沢の中にいるのは短い時間で、ムシムシするような藪をかきわけ登る方の時間は異様に長いかも、ヤブコギはハードなのです。
3K・・・激しい雨が降ってしまえば、初心者向きの沢がドードーと流れて渡渉を阻み、滝は瀑布に変わり、デンジュラス、逃げるのがせいいっぱいの沢に変わるのです。

これじゃ若者は来ないよ、ダンスを踊るように美しくて、スマートで、電車の駅から20分も歩かない場所にあって、厚いマットに守られて超安全で、クーラーがガンガンにきいているクライミング(ボルダリング)ジムにいっちゃうわけだよな。外岩には行くかも知れないけど沢には来ないよな・・・グチグチグチ・・・。

4月から7月までで、表丹沢、西丹沢、奥多摩の沢を6本、8月には武蔵五日市・水の戸沢、安達太良山・杉田川、奥多摩・逆(さかさ)川、奥多摩・水根沢と沢登りに出かけきました。けっこう沢で人に会いました。男性より女性の方に多く出会いました。

風のたよりに女性の沢登りが静かにブームになっているとのこと。

人に管理されない自然の中で遊ぶのに沢登りに勝るジャンルはないことを、もしかしたら、街のオフィイスで大半の時間を過ごすだろう彼女達だからこそ気がついたのかもしれない。

沢登りは楽しかったですかと水根のバス停で出会った女性に聞いたら。
「デスニーランドより楽しい!」と答えが返ってきた。

デスニーランドさんごめんなさい。(J記)

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September 02, 2005

ブナの根じゃなかった。

安達太良山の山頂は曇りでした。大気の状態が不安定というやつで積雲が頭上にいっぱい広がっていました。台風の大雨で地上が冷えているので、不安定といっても雷雲に発達するまでもなく曇り時々小雨という天気でした。

ケーブルカーを使えば1時間かからなくて下山出来ちゃうのですが、ぼくらは杉田川を遡って来ていて麓に車が置いてある関係で表登山道を2時間以上かけてトボトボと下りて行きました。ケーブルのない表登山道ではまったく人に会いません道はよく整備されていますが、所々でヤブに覆われたりしてプリミティブな感じがします。

平らな道に急な段差がありました。段の上にブナの根の細いやつが一本這っていました。無造作に踏みつけたらなんかクニュッとした感じがしました。そしたら根がいきなり、ぼ、ぼくの右足に向かって動いたのです。

カマクビが見えて口をクワーッと広げて『シャー!』って音はないけどそう聞こえる感じで右足に噛みついてきました。「イタイ!」と思ったけど、痛くない!足の裾の布を噛んだけど、その布の下に足がなかった。

カマクビは反転、二つの目が見える。『ギ、シャー!』って感じで、こんどは左足に噛みついた「今度はやられた!」と思ったけど、痛くない!左足に履いた運動靴のゴムの所を噛んだだけ。

「ギエェー」とこんどは僕が叫んで飛び退いた。「追っかけてくるぞ!」と思って覚悟したら
ヘビ君は道の下り方向に向かって猛スピードで行ってしまった。

人通りの少ない登山道だからへび君油断してたね。
踏まれちゃって痛かったでしょう。
ぼくの全体重62キログラムを受けて骨が折れていないといいね。
君の無事を祈るよ!(J記)

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