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September 21, 2006

沢登りの注意のページを読んで下さい。

Timtamのホームページのコンテンツの一つに「岩登りの注意」があります。市販の入門書にはあまり書かれていない岩登りへの注意事項を2003年の4月より時々掲示板(山頂からの通信)に書いて来ていたので、それをまとめることで割と簡単に出来上がりました。2005年秋のことでした。岩登りの注意があるんだから沢登りのそれもほしいという意見はその頃から聞いていましたが、沢登りの一般的な入門書(例えば、“沢登りの本,岩崎元郎”、“沢登り技術メモ,わらじの仲間”は名著です)と同じような内容を書いてしまいそうで躊躇していました。
参考書をまったく見ないで、新作書き下ろしで「沢登りの注意」のページを作ろうと決めたのは2006年7月初旬のことでした。まず、「増水からの脱出」、「怪我人や病人を背負っての脱出」、「ザックのウェストベルト」、「ザックを浮き袋にする」、「入渓点」、「水の濁り」、「水流の中か水流の近くを行く」、「高巻きと落石」、「ヒル」、「熊」、「蛇」、「草かぶれ」といった市販の入門書にあまり書かれないことを項目として並べました。片寄るとまずいので、「渡渉」、「ゴーロ」、「滝」、「ゴルジュ」、「雪渓」、「虫」、といった一般の入門書によくある項目も加えました。

参考書に頼らずに解説を書くという作業は始めのうちは難航しましたが、約一ヶ月後にようやく、上に並べた項目に対する説明文が書き上がりました。残念ながら(でなくて幸いにも)、“ヒグマ”と“ハブ”には出会ったことがないので、その二項目については、当初の掟を破って、参考書(“知床半島の沢登り”、“山の救急法ハンドブック”.etc)の記述を引用させてもらいました。さらに、「焚き火、きのこ、山菜、魚釣り」の項目についてはもともと「山の食料のこと」のページや「山の道具のこと」のページに記載がありましたのでそこにリンクを張りました。

9月に入り作業は調子に乗って来ました。「枝沢の流入と読図」、「ビバークポイント」、などの項目が書きたいという感じで次々と頭に浮かんで来ていて、それらをどんどん追記しました。「通信手段」、「合図(技術のコンセンサス)」、「プロテクション」など説明文はちょっぴりユニークに出来ていていい感じです。

9月下旬になって、ようやく項目が浮かばない状態になってきて、「クライミングジムでの練習方法」、「問題解決能力」、という今まで誰も書いたことのないだろうヤツを加えた所で、一応、区切りとしました。

このような経過で出来た「沢登りの注意」を読んでいただいけたられしいです。Timtamのトップページ→その他のコンテンツ→沢登りの注意の順にクリックして下さい。本年度のTimtamの沢の山行くは10月8日~9日の笛吹川東沢(釜の沢)でラストみたいです。晩秋から早春にかけてははスノートレッキングや岩登りでトレーニングをして待っていて下さい。待ちきれない方は房総半島深南部のキンダン川あたりにお出かけ下さい。来年の4月になれば、沢登りの教室や個人山行がスタートします。そしたら、「レッツ、ゴウ、サワゥノボリィ!」。(J記)

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September 19, 2006

パソコン通信の時代を知っていますか?

「答え一発カシオミニ、9800円」というキャッチフレーズで個人で持てる電卓が発売されたのは1973年のことでした。ぼくは23歳で給料は4万7千円でした。

べーシックという言語を搭載した富士通FM7というのを買ったのは1982年のことでした。パソコン本体とモニターテレビの値段を合わせて13万円、ワイヤードットプリンターというのが18万円もしました。ぼくの給料は15万円でした。成績処理のプログラムを半年かけて自分で作りました。でも200人分ぐらいの順位の並べ替え偏差値を出すなんて仕事やらせると90分もかかるという状態。漢字もひらがなも書けないので仕方なく漢字ロムカード3万円を買って挿入したけれど、四桁のコードを入力して始めて一文字書けるという代物でした。けっきょく使い勝手が悪くて一年くらいであきらめて、パソコンもプリンターも押し入れから出すことがなくなりました。30万円以上無駄にしたことになります。悔しいかぎりです。

文字を書くのが苦手なぼくはパソコンに最も期待していたのはワープロ機能でした。1986年に職場にキャノンのワープロが一台だけ導入されました。横一行の液晶のディスプレーがついているやつでしたが30万円ぐらいしたようです。あまり使う人がいないので独占して使っていました。ぼくにとってワープロの登場は、天の助け、地の恵み、人の情け、だったのです。

1988年に東芝から大きなディスプレーが蓋を開けると登場するノートパソコン型のワープロ「RUPO」が発売されました。値段は13万円でぼくは飛びつくように買いました。ぼくの給料は20万円くらいになっていました。

東芝RUPOは次第に進化してパソコンで動く「一太郎」とか「ワード」とかと激しく競争していました。しかし結局パソコンに追いつけず2002年に東芝はワープロ事業から撤退しました。ぼくは今でもまだ動く東芝RUPOを2台も隠し持っていて、その中には十三年もの長い間に作ったRUPOの文書が残されています。

東芝RUPOの1995年のモデルはパソコン通信やインターネットにつなげるようになっていました。当時はまだインターネットよりもパソコン通信(ニフティサーブかビグローブ)をやっている人の方が多かったので、ぼくもパソコン通信ニフティサーブを始めました。ニフティサーブでパティオという大容量の掲示板が作れたので山塾サポートの会員の山行報告などを掲載していました。

ワープロは次第に姿を消して、パソコンとインターネットの時代がやって来ました。ぼくも1999年に富士通FMVという大型デスクトップパソコンを購入しました。ウィンドーズ98というのが入っていて、スイッチを入れてから画面が出るまで3分はかかるというまだらっこしいやつでした(ワープロの方がぜんぜん早かった)。購入と同時にインフォウェブを使ってインターネットに繋ぎました。FMVに標準装備されていたフロントページというホームページ作成ソフトを使いホームページを作り始めました。1999年当時に作った部分の痕跡が現在のTimtamの入会案内、遭難対策ノート、リンク集、山頂からの通信にいくつか残っています。

その後、少しづつコンテンツを増やすと共に古いコンテンツの増補を繰り返してきました。2000年に山の道具のページと山の食料のページ、2002年に山の理科ノートと予定表と参加要項集とオンライン申し込み、2003年に写真帳、2004年に青山図書室ページと携帯電話用サイト、2005年にブログ今日のtimtamと岩登りの注意のページ、2006年に沢登りの注意のページが加わりました。現在Timtamのホームページは容量が110メガバイト(推定)3台のパソコンを使い3名のスタッフによって管理されるに至っています。

今後インターネットとパソコンはさらに進化を続けることが予想されますが、なんとなく2002年のウィンドーズXPのあたりでスピードが鈍って来て携帯電話のそれに移行して来ているように思われます。Timtamのホームページも携帯用サイトを充実させる方に向かうのかな?(J記)

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September 15, 2006

NIAJの森林走遊学大会

「Timtam」(旧「山塾サポート」)は1996年から2003年の7年間で、300回を超える無名山塾本科の実技講習会の企画運営を経験した後、2003年4月に「無名山塾」から独立しました。さらに2004年の6月、所属するガイド組合を、無名山塾の講師のための組合であるJMIA(日本登山インストラクターズ協会)から、より一般的で門戸の広いガイド組合であるNIAJ(ネイチャー・インストラクション・アカデミー・オブ・ジャパン)に移籍しました。NIAJは100名を超える会員で構成されている日本最大のガイド組合です。規模が大きいだけでなくその規模に似合ったしっかりした運営がされている組織だと自負しています。

NIAJの会長は天野博文さんという方で千代田保険事務所(あいおい損保の代理店)を運営し多くの登山者を保険の面で支えている方です。NIAJの理事に今井通子さんという方がいます。有名な登山家なので知っている方も多いと思います。その今井通子さんはこの十五年ほど「森を守る」活動をされています。
「間伐や下草刈りや植林などでボランティア活動をしなくても、登山者や旅行者が地元に行って地元の旅館や店でお金を使うだけで森は守れます。そのお金が廻り廻って森を守ることにつながるからです。」と講演会などで提唱されています。

今井通子さんの要請に応えて、NIAJは毎年9月の第4週に「高尾山森林走遊学大会」というのを行って来ました(今年はちょうど10年目)。林野庁、東京都、陸上競技連盟などの協賛も得られて、ここ数年は参加者1000人規模の大会に成長しています。内容は「高尾山の周辺の山岳マラソンとハイキングを楽しむ会」です。ハイキングをする人よりもマラソンをする人の方が集めやすいので参加者のほとんどはランナーです(ハイキングは20名弱)。

今年の走遊学大会(9月24日実施)ではこの5月に世界最高齢エベレスト登山の記録を塗り替えられた荒山孝郎(あらやまたかお)さん(1935年生まれ)の話しを聞く会を10回目の記念イベントとして行うことになっているようです。我がTimtam代表の松浦寿治氏が話しを聞く会の聞き手として登場するとのことです。

Timtamの会員には走遊学大会へのスタッフとしての参加を呼びかけていて、まだ現在も募集中です。9月23日の朝8時に高尾山口駅集合で1泊2日のボランティア活動です。コースを整備したり、テントを張ったり参加賞を分けたり、給水所の設営と運営などをします。4食&夜酒付でスタッフTシャツがもらえます。参加希望者は9月19日までにTimtam宛メールで連絡して下さい。なお、スタッフ参加するわけなので、今井通子さんや近藤謙司さんなどを見かけてサインをねだるようなことはしないようにお願いします。(J記)

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September 05, 2006

沢遊びの時代

9月2日の奥多摩の逆川(さかさがわ)の講習に来たゲストの一人に、他の沢登りの経験を尋ねた所、この5月に○×セブンとかいうアウトドア教室が主催する丹沢の葛葉川の沢登りの講習に行ったとのことでした。○×セブンの講習会では釜があると全員でお風呂に入るみたいにつかりVサインをして気勢を上げ、滝があると代わる代わる落水に打たれて行者みたいなポーズをとってキャッキャと騒ぐんだそうです。それで長いランチタイムをとぅて、途中の林道が横切る所まで行って、登山道を葛葉の泉まで戻って終了したそうです。「沢登り」でなくjて「沢遊び」という内容の講習会でそういうのもなんか楽しそうですね。

実はこの8月6日に我がTimtamが行った丹沢の小川谷の沢登り講習会で、M講師とY講師が大滝の左の尾根にロープを張っているスキに2年次会員のN君やMさん、なんとYさんまでもが大滝(落差30メートル)のに打たれていたんだそうです。
若いN君はは何を思って滝に打たれたのでしょうね・・・?Photo (J記、写真をクリックすると大きく表示されます。)

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September 04, 2006

阿弥陀岳南稜

Inoです。

阿弥陀南稜は、霧と雨で視界ゼロの山歩きでしたが、幸い、稜線での雷にも遭わず、10年来の夢をかなえることが出来ました。

土曜日は茅野駅泊。前夜10時半頃まで飲んでいて、翌朝3時起床で、タクシーで船山十字路へ。
旭小屋からの急登は、睡眠不足の身体に堪えました。立場山から2時間ほどは水平の痩せた尾根上を、這い松の樹林帯が続き、ザイルが必要な岩場は後半のP3とP4のみ。
両方とも直登は諦め、巻き道のルンゼから登りました。雨で濡れた3級程度の岩は滑りやすく、岩ももろくてちょっと緊張しましたが、そこを越えるとすぐ頂上でした。
剣の源次郎尾根と比べると、体力的にも全然楽。次回は雪のある早春に来れたらいいなと思います。

写真を掲載します。

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