シブかった、おぐら山
おくやまに もみじふみわけ なくしかの
こゑきくときぞ あきはかなしき (猿丸太夫)
小倉百人一首の中のひとつ、平安時代の人の感性に、そうそうそのとおりと共感できるような御座(おぐら)山でした。フカフカの落ち葉を踏みしめて、そぼ降る秋雨の中を歩いている遠くから「キーン」ともの悲しい鹿の鳴き声がきこえてきます。カラマツの葉は黄色からサビ色に変わり、最後の輝きをみせて全山を飾っています。みんなで「フヮーッ」とため息をついてしまいました。浮世のアカを落として浄化された気分。こんな山を選べるシブいT講師に感謝。次回クリスマス・イブ、雪の八ヶ岳も楽しみにしています。(クリ坊)
写真をクリックすると少し大きく表示されます。1枚目…御座山前衛峰、2枚目…御座山山頂の非難小屋にて、3枚目…長者の森からの登路の尾根、4枚目…復路の尾根から佐久側を撮影、5枚目…山頂の非難小屋前から撮影
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