« September 2007 | Main | November 2007 »

October 31, 2007

秘密の岩場とは・・・

10月27日(土)に台風20号がやって来た。夕方5時ごろに関東地方に再接近した後、超高速(80Km/時ぐらい)で日本の北東方面に抜けて行った。28日早朝には雨があがり、朝から台風一過の秋晴れとなった。我ら秘密の岩場探索個人山行隊の9人はいつもの山の集合時間からみればやや遅めの午前10時に東武東上線小川町駅に集合した。
,
駅から3台の車に分乗、岩場の位置を知っている地元在住のS氏の車が先頭で、次にI氏の車でラストが僕の車だ。岩場に向かう踏み跡が左に分岐する所の路肩に駐車してS氏にここがそうですと言われたけれど、ついて行くのに必死だった僕は自分の現在位置がまったく分からない。助手席の人に曲がり角の目印を書き留めてもらいながらここまで来ればよかったと反省しきりである。帰りがけにその書き留めをすることにした。
「岩場ガイドブックに岩場までの地図がないこと」それは「秘密の岩場」の要件その1だ。
,
沢の右岸につけられた踏み跡をたどり、いきなり左岸にわたって尾根まで上がり尾根を上に登ること10分の所にその岩場はあった。岩場までのルート図はないので、知っている人についていかなければとてもここまでは来れないと思う。
「岩場へ向かう目印がほとんど無いこと」は「秘密の岩場」の要件その2だ。
,
1980年ごろから2000年ごろまでにたくさんのフリークライミング系の岩場が開拓されたんだけれど、そうさせた勢いというかエネルギーは何だったんだろう。岩に絡まる植物を取り払い、テラスに乗ったあるいはクラックに挟まる土を掻きだし、浮き石を落とし、下の広場を整地して、数万円もするハンマードリルと10ミリという太さのコンクリート用のビットを使って岩に穴をあけ、1つ数百円もするハンガーボルトを惜しげもなく何本も打ち込んで、安全な終了点を作ってカラビナ2つを残地して・・・、1ルート作るのに1~2日かかるだろうにそれが何ルートも何ルートもたぶん日本中の岩場を全部合わせたら2百あるいは3百はあるだろう(ルート数だったら数千ルートのオーダーになる)。
「それらの岩場の中で、すばらしく整備されていて、あと数年はボルトの打ち換えをしなくても使えて、なのにほとんど訪れる人がいないこと」それが「秘密の岩場」の要件その3だ。
,
岩場に着いて、4カ所、20本弱のルートをロケハンして下地が良くてやさしい(5.8~5.10b)ルートの集まっている東面の岩場をターゲットにした。みんなでワイワイ言いながら登っていたらあっという間に午後3時半になってしまった。登り始めが11時を過ぎていたのだからあたりまえといえばあたりまえ。撤収を開始するもまだあと一本登りたいという人しきりで、帰り支度が完了したのは午後4時を回ってしまった。
,
S氏がもう一つ秘密の岩場を案内するというので再び車で出発した。20分ぐらいで到着して岩場まで10分ほど歩くころに真っ暗になった。ヘッドランプで岩場を確認して、すぐに戻り、車中の人となった。30分の運転で森林公園駅に到着、曲がり角ごとに交差点の名前をひかえたけれど、もう一度行けと言われても行けそうにない。
「一度行ったことがあっても、もう一度行くのが難しいこと」それは「秘密の岩場」の要件その4だ。(J記)

| | Comments (0)

October 26, 2007

山における困難性と知的レベル

山における困難性と知的レベルに
右図のような関係があると      知l
思います。面積はその取組      的l     *
みの人口をあらわします。       レl    *歩 *
                      ベl   *ク *溯 *
                      ルl  *  *ル *ル攀*
                        l-------------
                                      困難性

私(M)の師匠のIwa氏は上記のようなグラフを使って歩くことについて説いていました。

山を歩くことが肉体及び精神の健康にとってどんなに良いことかはわかっいます。脳を活性化させ頭を良くすることもわかっています。同じ歩くなら素敵な道を歩きたいです。
・それはフカフカの土の道がいいです。
・山頂に行けば眺望が開けるのがいいです。
・紅葉・雪・新緑なんかがすがすがしいのがいいです。
・地図を読んで歩くのがいいです。
・人が多すぎない方がいいです。
だから私は「静かな尾根歩き」が大好きです。(M記)


以下10月24日(水)夜7時30分より9時まで恵比寿区民会館和室にて行われた「山の集い」でのHta講師の話しのレジュメを掲載します。

静かな尾根歩き
                                                         2007.10.24
●静かな尾根歩きとは・・・

   1) 基本は日帰り、あっても前夜発
   2) 低山のバリエーション・ルート → 非常に高い割合
   3) 雪の積もった冬の低山 → かなり高い割合
   4) 簡単な岩のコース → あまり多くない
   5) 難易度は高くないが、コースの特徴により人の少ない一般ルート
                       → あまり多くない

●静かな尾根歩きを好む人々~あまり真剣に受け取らないでください (^^;

    1. ある程度山慣れている人
    2. 年齢的には中高年で、お金や時間が豊富ではない人
    3. 本人か山仲間にパソコンを扱える人がいる

●基本的なルートの立案手順

  1. エアリアマップでのコース探し
     エアリアの赤太点線→赤細点線→黒細点線→薄いグレーの点線
                                →線なし尾根筋
  2. 2万5000図
  3. ルート紹介ブックやインターネットによる情報収集

  [注意] ルート紹介ブックやインターネットによる情報収集は一番最後に !

●私のルート探し方法

  ・いいルートが多いのは丹沢、中央沿線、奥多摩あたり。
  ・奥武蔵や秩父は登山道が開発されすぎていいバリエーションルートは少ない。
  ・南大菩薩はいいコースが多いのだが、日帰りでは満足のいくコース取りがで
  きない。
  ・奥秩父は山が深くなり、ヤブやルートファインディングが手強く、リスクが高い。

●おすすめルート

  1. 伝道~早戸大滝~本間の頭
  2. 伝道~蛭ヶ岳~姫次~榛ノ木丸
  3. 大長作沢~三頭山~大沢山
  4. 滝子山東稜
  5. 真名井北稜~川乗山~曲ヶ谷沢

●静かな尾根歩き特有の技術

  ・雪山
    アイゼンは爪が6本から8本のもの→4本は効果に疑問、10本以上は大げさ

  ・岩~登攀器具は使わない前提(非常用として持つのは別)
    肩がらみ懸垂

  ・ヤブ
     軍手、革手袋、ザックの外に付けたものは中にしまう

●地図読み

  ・2万5千図、コンパス、高度計(付き腕時計)、地形判断
  ・磁北線記入
  ・私の歩くコースは、たいてい踏み跡があり、目印にも事欠かないが、油断は
  禁物。

  ・最近、最も手間取った山行~宮ヶ瀬湖南方山塊

●ガイドブック

  ・風人社 「誰も知らない丹沢」
  ・新ハイキング社 「静かなる尾根歩き」
  ・山と渓谷社 ビッグフット「ハイグレードハイキング」(絶版)

| | Comments (0)

« September 2007 | Main | November 2007 »