秘密の岩場とは・・・
10月27日(土)に台風20号がやって来た。夕方5時ごろに関東地方に再接近した後、超高速(80Km/時ぐらい)で日本の北東方面に抜けて行った。28日早朝には雨があがり、朝から台風一過の秋晴れとなった。我ら秘密の岩場探索個人山行隊の9人はいつもの山の集合時間からみればやや遅めの午前10時に東武東上線小川町駅に集合した。
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駅から3台の車に分乗、岩場の位置を知っている地元在住のS氏の車が先頭で、次にI氏の車でラストが僕の車だ。岩場に向かう踏み跡が左に分岐する所の路肩に駐車してS氏にここがそうですと言われたけれど、ついて行くのに必死だった僕は自分の現在位置がまったく分からない。助手席の人に曲がり角の目印を書き留めてもらいながらここまで来ればよかったと反省しきりである。帰りがけにその書き留めをすることにした。
「岩場ガイドブックに岩場までの地図がないこと」それは「秘密の岩場」の要件その1だ。
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沢の右岸につけられた踏み跡をたどり、いきなり左岸にわたって尾根まで上がり尾根を上に登ること10分の所にその岩場はあった。岩場までのルート図はないので、知っている人についていかなければとてもここまでは来れないと思う。
「岩場へ向かう目印がほとんど無いこと」は「秘密の岩場」の要件その2だ。
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1980年ごろから2000年ごろまでにたくさんのフリークライミング系の岩場が開拓されたんだけれど、そうさせた勢いというかエネルギーは何だったんだろう。岩に絡まる植物を取り払い、テラスに乗ったあるいはクラックに挟まる土を掻きだし、浮き石を落とし、下の広場を整地して、数万円もするハンマードリルと10ミリという太さのコンクリート用のビットを使って岩に穴をあけ、1つ数百円もするハンガーボルトを惜しげもなく何本も打ち込んで、安全な終了点を作ってカラビナ2つを残地して・・・、1ルート作るのに1~2日かかるだろうにそれが何ルートも何ルートもたぶん日本中の岩場を全部合わせたら2百あるいは3百はあるだろう(ルート数だったら数千ルートのオーダーになる)。
「それらの岩場の中で、すばらしく整備されていて、あと数年はボルトの打ち換えをしなくても使えて、なのにほとんど訪れる人がいないこと」それが「秘密の岩場」の要件その3だ。
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岩場に着いて、4カ所、20本弱のルートをロケハンして下地が良くてやさしい(5.8~5.10b)ルートの集まっている東面の岩場をターゲットにした。みんなでワイワイ言いながら登っていたらあっという間に午後3時半になってしまった。登り始めが11時を過ぎていたのだからあたりまえといえばあたりまえ。撤収を開始するもまだあと一本登りたいという人しきりで、帰り支度が完了したのは午後4時を回ってしまった。
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S氏がもう一つ秘密の岩場を案内するというので再び車で出発した。20分ぐらいで到着して岩場まで10分ほど歩くころに真っ暗になった。ヘッドランプで岩場を確認して、すぐに戻り、車中の人となった。30分の運転で森林公園駅に到着、曲がり角ごとに交差点の名前をひかえたけれど、もう一度行けと言われても行けそうにない。
「一度行ったことがあっても、もう一度行くのが難しいこと」それは「秘密の岩場」の要件その4だ。(J記)










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