続、雨の春分の日の山
三月十九日、東進する速度のきわめて遅い低気圧が関東甲信越地方を通過していた。翌二十日の長野県地方は一日雨の予報、東京、神奈川、千葉には風雨波浪警報が出ていた。
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上信・黒斑山(くろふやま、浅間山の外輪山の一部)のスノートレッキング教室を実施するかしないかTimtamのスタッフ会議が開かれた。
*登山口の車坂峠の標高が二千メートルを越えるのだから雨でなくて雪だろう。
*ルートは森の中だから吹雪にはならない。
*たぶんほとんど人がいない貸し切り状態になるはず。
*車坂峠で雨なら教室は中止してすごすごと引き返す。
*引き返した場合には集合の佐久平駅から車坂峠までの交通費をTimtamが補填する。
・・・・・中止でなくて実施する。
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三月二十日、雨の降りしきる佐久平駅を出発、予想どおり車坂峠は雪、ノントレースの登山道をワカンによるラッセルを楽しみながら黒斑山を往復した。
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同じようなことが一ヶ月後にまたあった。四月十八日、東進する速度のきわめて遅い低気圧が関東甲信越地方を通過していた。翌十九日の秩父地方は曇り予報だが朝のうちの降水確率は五十パーセント。
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日和田山の岩登り教室を実施するかしないかスタッフ会議が開かれた。
*もし朝から曇りなら、昼前には岩が乾く。
*たぶんほとんど人がいない貸し切り状態になるはず。
*朝から雨なら教室は中止する。講習費は全額返却する。
*中止の場合は希望者をつのりインドアのクライミングジムへの個人山行に切り替える。
・・・・・中止でなくて実施する。
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四月十八日、朝六時~七時までは時々弱い雨が降る状態が続いていた。七時半に雨は上がり高曇り、八時に薄曇り、八時半に青空が見えた。もちろん岩場は濡れている。午前中はロープワーク、やさしい男岩南面の一般ルートをのロープワークトレーニングをしながら登り降りする。十一時には岩が乾いてきて本来の岩登り教室のプログラムに移行した。我々七人の他に二人しかいない貸し切り状態、登りたいルートを登りたい放題登って四時に終了した。
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