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April 27, 2009

奥武蔵・あまり人の行かない岩場行

7zk063_2 岩場まではりっぱな登山道を行きます。

岩場に到着したら、先行パーティがいました。若い男性と年配の男性が二人です。
「よろしく、お願いします。」と挨拶に行きました。
「ここの岩場に人が来るなんて、びっくりです。」と挨拶と共に感想が返ってきました。

とりあえず先行パーティから10メートルほど離れた所に荷物を降ろして、ハーネスなどをつけて支度をしてたら、我がパーティのSZさんが
「たしかあの人は柏瀬さん?」と思い出しました。柏瀬さんといえば一の倉沢全壁トラバースをした方、“山を遊び尽くせ”とか“日本登山体系”の著者、そして“インタレストグレード”を登山界に提案した人として有名で、松浦やMOさんのホームクライミングジムである流山のガンバウォールの過去のメンバーであります。

ぼくは勇気を出して、先行パーティの荷物を置いている場所に行き、ピンクの帽子をかぶって、白い髭をたくわえたクライマー体型のおじいさん(失礼)に
「あのー柏瀬さんですか?」と聞きに行きました。
「ハイ!」ということなので、柏瀬さんが書いた“午後三時の山”に出てきた“御仁”という人はぼくの共通の知り合いですというのから始めて、ガンバウォールの思い出、とか、今は松戸市にお住まいだ、・・・とかの話しました。同行の若い男性に外岩を案内してあげに来たんだそうです。もう一人の年配者は辻内さんで奥多摩のヌシ的存在のクライマーです。辻内さんは岩場開拓に尽力され、沢山の優れたクライマーを養成されておられる方です。山の世界はほんとうにせまいです。すぐ隣に、時々、有名登山家が出没するからです。

7zk059 岩場は我々と柏瀬パーティだけの貸し切りで、さらに柏瀬パーティがセットしたトップロープを使わせてもらったり、面白いルートを教えてもらったりしながら楽しく過ごしました。そして、何故か午後三時に柏瀬パーティは引き上げていきました。我々は五時近くまでなんだかんだと様々にルートを登り帰路につきました。

大きな岩場で様々なルートがあり、人が少なくて、開拓されてない部分もあり、岩は石灰岩・・・ホームゲレンデにしていいかも?(松浦記)

7zk062

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阿弥陀北稜

リーダー:MS、サブリーダー:HS、MW、TN
koutei:4日、身支度を整え10時過ぎに美濃戸口を出発。
いつものように美濃戸山荘までの道のりが長いことをぼやき、ツルツルに凍った南沢沿いの登山道に悪態をつき、行者平に14時頃に到着。
テントを張り終わるのを待っていたかのように降りはじめた細め雪は寝袋に入ってもまだ降り続いていた。
テントは他に二張り。
5日、3時半起床。テントのジッパーから頭だけ出す。星が出ていた。
5時半、あたりはすっかり明るい。フライに積もった雪を払いのけ出発する。
栂林を抜けると目前に中岳沢が開ける。直ぐに右側の斜面を登り尾根上の樹林帯を新雪を掻き分けて進む。
林が切れてなくなると角度を増した斜面ではときに腰まで埋まるラッセルを要求された。トップを交代しながら高度を稼ぎ、ジャンクションピークを右に巻いて下部岩峰の取り付きに着いたのは8時半頃だっただろうか。
行者平では小屋周りを除雪するショベルカーのエンジン音が響いていた。昨日は小屋番の青年にしっかりとテント代を徴収されたのだ(雪の中お疲れ様)。おかげでカップ酒にもありつけた。
グーパーじゃんけんでHSとTN 、MYとMWでザイルを結んだ。
下部岩峰はペツルのハンガーボルトに導かれるように登る。中間で斜面がアイスになっている箇所がありピッケルを効果的に使うと楽だ。
上部岩壁はあっという間に終わり短く細いリッジを西側に落ちないように気をつけて進むと登攀は終了。
阿弥陀の頂上を10時頃に踏み20分ばかり晴れ渡った景色を楽しんだ後、登路をそのまま下降した。
他に2パーティ。北西稜にも1パーティあり。

point:上部岩峰のセカンドのビレーはスノーバーとデットマンがあると安心。
上部岩峰終了点付近では南側に張り出した雪屁を踏み抜かない注意が必要。
中岳沢の登降は西側の稜線上を行くのが無難。
雪山バリエーションの幾つかの要素(ジャンクションピークを直登するか左右のいずれかを巻くかを含め)がコンパクトにまとまっており判断力が養われる。

kanso:天候が良くなかった前回に比べると、風も穏やかで暖かく視界も100%あり心理的に余裕があった分楽に登れた。
ただ、気温が高かい日が何日か続いた後の前日のまとまった降雪で雪崩については気を使いました。(HS記)

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April 20, 2009

バーテックスのグッズを紹介します。

ハンドルが付いた登行器はフツーラ小型のものはダックという名称です。
KONG製品
ダックはテープにも使用できますのでデイジーチェーンの代用にもなります。
結構便利です。(モニター=かげろう)
20090419_002_2 20090419_003_2

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April 14, 2009

長いゴーロを抜けるとナメ滝だった

個人山行:4/11 北秋川流域 神戸川クドレ沢左俣東沢 快晴

神戸入口835・・・クドレ沢出合912・・・入渓点920-935・・・630m二俣1005・・・

中岩沢出合1050-1100・・・徳兵衛滝巻き終わり1130・・・右沢分岐1150・・・

1035m1230-1240・・・稜線1305-1330・・・鋸山1410-1420・・・

天聖神社1500-1510・・・登計林道1540・・・奥多摩駅1600

沢シーズン到来まで待ちきれなくて3月くらいから、ひっそりと沢登りを初めていたのですが、今回TK講師とともに、北秋川流域 神戸川クドレ沢左俣東沢を遡行してきました。

8 武蔵五日市駅から小岩行きのバスに40分ほど揺られ、神戸入口に到着。ここからさらにクドレ沢出合いを目指し林道を40分ほど歩くと、沢が林道を横切るのでここが出合いとわかる。入渓点は非常に貧相で、遡行記録にあるゴルジュ帯のナメ滝や25mの大滝などホントにあるのだろうかと疑問を抱くほど水流は少なく、沢幅も狭い。とにかく二俣まで進むのだが、ゴーロが続き薮も多く、なんでこんな沢を企画してしまったのだろうと自責の念にかられてきたころだ。岩壁が左右に見え始め、正面に第一関門の7mの滝が見えてきて、内心やっと手ごたえのある滝がでてきたとほっとする。1_3 水流左から直登すると、ゴルジュ帯のなかにナメ滝やトイ状の滝が一直線上に続き、最奥に核心の25mの大滝が見える。 出合いからは想像もできない素晴らしい光景だ。今までの苦労が報われたと感じながら滝をガシガシ越えていく。通常は巻くらしい6mのクの字滝も、清水を浴びながら登ったほうが楽しそうなので、チムニー状のこの滝をつっぱりでトライ。滝壺に落ちたりしながら突破。

ついに25mの大滝前に立つ。壮観な眺めだ。直登は不可能な垂直の滝なので右岸から流入する支流中岩沢に少し入ってから、左壁の岩稜から巻いていくルートを選ぶ。(ちょうど写真2の左あたり)落ちたらただでは済まないので、ここでロープを出す。1ピッチ目のリードは私だが、蝉になったりもしながら、木の根っこの多いルートを見つけて登る。根っこがよいホールドとなっており、さほど難しくはないが下を見るとけっこうな高度だ。2ピッチ目はTK講師。引き続き岩稜に絡みついた根っこを掴みながら登っていく。2_3

核心の滝を越えてもまだ高さ数メートルのナメ滝は続き、水流沿いを突破していくのが面白い。

西沢と東沢の分岐まで来たので、今回は東沢出合いの滝を巻きに入る。こちらはうってかわって土交じりの急斜で非常に足場が悪い。木の根っこにバイルを引っ掛けながら、あまり大きく巻かないよう目指す東沢のほうへズリズリとトラバースしていく。

4

東沢に入ってもしばらくナメ滝を登り、沢の水量からそろそろ源頭部とわかるが、このあたりはものすごい量の落ち葉が堆積しており、深いところでは膝まである。(写真はかなり源頭部で、滝はもうあまりない) 沢の出合いは無機質な植林杉だったが、高度が上がるにつれ、いつしか広葉樹が広がっていたのだ。春の残雪のように積もった落ち葉を踏み抜きながら歩き、無駄に体力を消耗する。涸滝を越えるのも堆積した落ち葉のせいで、浮石かどうかぱっと見よくわからず、ガバホールドをつかむと、あっさり剥れ落ちることがあるから非常にやっかいだ。ふと後ろを振り向くと、樹木の隙間から新緑の山々が見える。季節はもう初夏といった感じでなんとも清清しい。その後ようやく稜線が見えてきた。最後のツメは、薮は無いが、乾いた土が舞う急斜が続き、顔中土だらけになりながら、ゼイゼイ登っていく。

やっとたどり着いた稜線の縦走路には、たくさんのハイカーが見られた。ここで沢装備を解除し、ほっと一息して鼻をかむと・・おぉ鼻水がミロのようになっている!

一休み後奥多摩駅に向かって下山を開始し、16時に着いた。

つい先日までフリースを着用して行った奥多摩の山々も、もう夏に向かっています。滝の飛沫をかぶりながら、体も早く冬から夏モードに切り替えていかないと、と感じる山行でした。もちろん急な冷え込みへの備えが必要なのは言うまでもありませんが。

今回の沢は、途中まで地味という点で篤志家(とくしか。山の業界ではこの表現をよく見掛けるので使ってみる)向けの沢と言えると思いますが、核心部のナメ滝群と25mの大滝(権兵衛の滝)は一見の価値があります。 文:K郎  タイムログ:TK講師

                  

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