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January 27, 2010

久しぶりに奥多摩 風と雲の山旅/スノートレッキング

 2010年1月17日 奥多摩清八新道から御前山に行ってきました。
 新宿発のホリデー快速で奥多摩駅に9時16分に着き、少々待ってバスで奥多摩湖まで行きました。晴れです。とても気持ちのよい青空が広がっています。幾分とも水の少ない小河内ダムを通って対岸にわたり、通行止めのゲートの横から湖沿いの林道に入ります。道なりに進んで、湖が奥まって終わるところにかかる小さな橋を渡り、方向を北にとってさらに進むと、尾根に取り付く道があります(写真1)。
 雪が溶けてさらに凍って、滑り易い箇所がありました。このシーズンに行かれる方はご注意を。そこを今度は南に向けて登ります。地図では急斜面を登ることになっていますが、緩やかに斜面をトラバース気味に登って行くと、644mの頂きに出ました。それからは尾根歩きですが、防火帯のように切り開かれた尾根に着いた雪の上を歩きます(写真2)。
 今回はH崎さんが先頭で歩きます。風もなく、日向は結構暖かく、上着を脱ぎました。807mのピークを過ぎると結構な急登になり、つらい!と思うころには水窪山の頂上でした(写真3)。
 ここでしばしの休憩を取り(地図で位置の確認)、小河内峠を越えて1200mのピークへ。ここを過ぎてソーヤの丸デッコの前に急な登りがありました。足場が悪いので用心しながらの歩きです。でも、このデッコに立つと、なんと眺めの良い事でしょう。今までの辛さが吹き飛ぶ、景観です。富士山から三つ峠、御正体も見えました。さらに西に眼を移せば、三頭山、さらには大菩薩嶺、雲取山、七ツ石、・・・と、はっきりその所在が確認できました(写真4、5)。
 奥多摩の山々は3年前に随分頑張って登っていただけに、感慨深く、「もう少し齢を重ねたらこういう山行も良いかな」などと自らに言い聞かせました。その後は愡岳山に向かいさらに御前山へ。帰りは愡岳山に戻り、サス沢山方向に1128mを目指して下山です。この尾根歩きもなかなか急な坂があり、楽しい下りでした。
 今回は単独行の二人に会っただけで、本当に静かな尾根歩きになりました。帰りは奥多摩駅の角のスーパーに入って、澤ノ井の特別純米を求め、それを電車で飲みながら静かに帰りました。I上さん、S水さん、H崎さん、楽しい山行をありがとうございました。そうそう、軽アイゼンを持参したのですが、結局は使用しませんでした。( I 記 写真をクリックすると拡大されます。)

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雪山登山 南アルプス/仙丈ヶ岳登山

 2009年12月29日30日31日と南アルプスの仙丈ヶ岳に登りました。メンバーは10名で、テント泊が7名、小屋泊が3名でした。
 29日は朝6時半に茅野駅前に集合。7時少々前にM浦車、T島車、I島車に分乗して一路、戸台に向けて出発。高遠を経由して、1時間少々で戸台の河原の駐車場に到着しました。すでに多くの車が駐車しており、山登りの装備を身につけ出発の準備をしている人達も結構いました。私達のパーティーも早速身支度を整えて、出発の準備をし、本日の幕営地である河原を目指しました。出発時は幾分とも曇っていたのですが、河原を出発するころには晴天になり、なんだか浮き浮きして期待の持てる山行の予感がしました(写真1)。
 この河原歩きは八丁坂の取り付きまで続く比較的長いものです。途中で鋸岳へのルートの起点になる角兵衛沢を通り過ぎます(写真2)。河原にはうっすら雪が積もり、駒ヶ岳や仙丈ヶ岳に向かういくつかのパーティーとも出会いました。八丁坂は導入部に急坂があるものの、その後は比較的なだらかな緩斜面の歩きが続き、大平山荘に至ります。林道に出てまた山道に入ると、数分で再び林道に出て、林道を少々歩いて長衛荘に至ります。小屋泊まりの今夜の宿です。テント隊はもう少し歩いて北沢長衛小屋のテン場が宿泊場所です。テン場に着くとすでに幾張りものテント花が咲いていました。早速雪を固めてサイトの準備をし、荷物を入れて夕飯の準備をしました。明朝は6時30分に長衛小屋前集合なので、美味しい日本酒を少々頂き、就床。今日は結局アイゼン無しで歩き通しましたが問題はありませんでした。
 翌朝は長衛荘前から出発して雪の積もった夏道を大滝の頭、子仙丈ヶ岳、仙丈ヶ岳と歩みを進めました。朝から曇りでしたが、比較的見晴らしは良く、全員が比較的歩調を合わせて頂上を目指せました。最初のうちは晴れていたのですが(写真3)、次第に曇り空に。森林限界を越えると、北岳(写真4)や鳳凰三山(写真5)もよく見えました。北岳と富士山も一緒に見えたのですが、I島がカメラをテントに忘れたためにお示しできず、残念です。ちなみにここの写真はK林さんの撮影したものです。頂上までもう少しというところで大分雲行きも怪しくなりましたが、頂上を踏む事はできました(写真6)。風も強く荒れそうなので、早く下山ということで、頂上には数分の滞在で下山しました。
 下山途中、子仙丈ヶ岳を過ぎた急坂で単独の男性が倒れ込みました。様子を訊くと気持ち悪く歩けないということで、我が会のドクターが様子を見て、救助しました。高山病と低体温症の症状が出ていたようですが、どうにか下山しました。ソロは怖いですね。あのまま誰も気づかずに通り過ぎていたらと思うと、ゾッとします。
 その日は戸台まで帰る予定でしたが、どう考えても夜間にあの河原を歩くのは遠慮したいということで、もう一泊して朝戻る事になりました。森林限界を出てからの壮大な風景を楽しみながら、雪の尾根歩きの醍醐味を幾分とも味わうことができたのは幸運でした。翌日の駒ヶ岳体は天気が荒れるということで結局、一緒に下山しました。I島車は仙流荘で一風呂浴びて、茅野で年越し蕎麦を食して帰京しました。( I記 写真をクリックすると拡大されます。)

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今季の冬山事始め <北八ヶ岳冬山トレッキング>

 2009年、年の瀬も押し迫った12月26日、27日の2日間、北八ヶ岳雪上トレッキングに行って来ました。
 茅野駅集合でした。私は新宿8時発の特急スーパーあずさで、茅野に向かいました。茅野駅からは、下車後少々待て、渋の湯方面バスが出ました。Timtamの山行としては大所帯でしょうか、15名の参加でした。茅野駅前には登山客が多く、臨時便が出たために、私達一行は座って目的地まで行けました。
 渋の湯で本格的な雪山スタイルを決めて、いざ今夜の宿泊地である白駒池の畔の青苔荘を目指します。渋温泉から山道に入ると早速雪深い森林に入ります。先週降った雪でしょうか、なかなかの景色です。森林をしばらく進むと賽の河原に出ました。ここは大きな石がゴロゴロ(写真1)。賽の河原が終わると、再び林の中に入りました(雪が多いですね。木々に沢山の雪が積もっています。写真2)。ここを入ってもう少し登れば、高見石です。
 天候はまずまずで、曇り時々晴れという具合です。風も幾分は吹きましたが、林の中は静寂そのものでした。高見石では、小屋横の岩に登り、眺めを楽しみました。遠く、浅間の姿もちらほら。南方向には立派な中山の姿が美しい(写真3)。高見石を出ると下りに入って、白駒池です。
 一行はテント泊と小屋泊に別れました。お互い、夜は楽しかったようです(小屋泊はなにかとあったようですが・・・)。翌朝早くに小屋前に集合し、白駒池をわたって(全面氷結で、歩いてわたれました。写真4)麦草峠に向かいました。澄み切った青い空と雪の白のコントラストを楽しみながら、池をわたりました。そこからは大石峠、茶臼山、縞枯山と歩みを進めました。茶臼山は展望も良く、南アルプス、中央アルプス、御岳山、北アルプスの一部まで望む事ができました(写真5、写真6)。
 縞枯山からは一気に下り、山荘の手前に出ます。後はロープウエイの山頂駅までの平らな道を進みます。山行はここまでで、駅で解散となりました。私達は駅の売店の入った休憩所で軽く乾杯。この2日間を顧みて、天候に恵まれた癒される山行に出会えたことを感謝しました。これも日頃の行いが良いせいかも。来年もまた来てみたいと思わせるような、印象深い山行になりました。( I 記、写真をクリックすると拡大されます。)

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