5月の南会津の空はあくまで青かった。(3日目大嵐山)
大嵐山編(3日目)
最終日は車で1時間ほどの移動があるので、5時前には出発です。昨日からの参加はM輪さん、S村さんです。湯ノ花温泉について、登山道を車で行けるところまで行きました。車止めからは沢伝いに登山道を進みます。数回の徒渉をこなして、沢筋に残っている雪の上を快適に登っていきます。今日は幾分とも曇りがちな天気。しかし気温はそこそこに高そうで、沢からの風が冷たく心地よい。沢を登り詰めていくと左方向にそれらしいルートと稜線が見えてくる。そろそろ雪とも分かれて、獣道のような急坂を登っていく。稜線に出ると、また雪がついている。雪庇のような形になったところを静かに歩いて、さらに頂上を目指す。稜線に出ると、視界が開けて東の方向に霞がかかった山々が認められる。もう春の山々だ。
しばらく辛抱して登ると山頂に出た。山頂には手作りの可愛らしい大嵐山の標識が木にかけられていた。360°のパノラマ。小さいながらも雪山を楽しめた。静かな山頂を満喫して下山し、一路東京を目指した。午前中に東北道に乗れたためか、大した渋滞にも遭わずに済みました。
参加者(M浦、N島、Y井、S石、I藤、M輪、S田、H田、S村、I島:以上、敬称略)。
いやあ、春の雪山三連発。なんとも心豊かになる、贅沢な山旅でした。5月の連休にこれほどの晴天が続くなどと予想だにしていなかったので、幸運でした。忘れ得ぬ山行というのがあるとしたら、こういう山行もそのうちの一つかもしれませぬ。
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