アックスバンド他(かげろう)
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登攀日
2010/11/19
コンデション
無風快晴 岩場は乾いて冷たくなく快適
登攀者
M浦 S崎 2人合わせて115歳コンビ
初登攀
1986年5月17日 同人 泉山岳会
ルートグレード
4級 A1 初登攀時
アプローチ
下仁田から道場部落奥の駐車場
毛無岩 沢からの登山道から途中右俣を直上 (又は 沢をつめて稜線にあがり 黒滝山方面登山道をたどる)
取り付き
顕著なルンゼを左にみて その頂上に向かって左側のカンテ沿い
登攀記
1P 2-3級 20m
ルンゼ左の支尾根に取り付き木を使って登る
2P 2-3級 20m
脆いフェースを潅木交じりで登る
3P 2-3級 20m
ロープの流れが悪く結構大変な岩場交じりのカンテを行く
ここまでピンは無く絶対に落ちれない
4P 2-3級 20m
岩が多くなりますが結構脆く 草付きと小枝をジリジリ登る
とコルに到着 上部壁がよく見えます
5P 4級 20m
泥のつまったクラックをナッツ(中サイズ)2個で突破
ビレイポイント手前の立ちこみ悪く ここも絶対落ちれない
ここからビレイポイントにはボルト2本程度あり安心
6P 5級A0 25m
リングボルトが多くなります、頑張れば5級+くらいですが
激しく落ちれないのでA0交えてそーっと登ります
最後の5-6mは何もなく高度感とあいまって厳しい
7P 5級A0 25m
ボルト交えてグイグイ登ります
ピッチ後半のトラバースと草付きはハーケン1本と潅木でいやらしい
8P 3級 20m
ここも途中のハーケン1本 ゆるいが落ちれないスラブを
確実に上がっていきます 2個目の凹角でビレイポイント
9P 5級A0+A1 25m
ハイライトのクラック 凹角
最初のハーケンがグズグズで1本目のボルトが取れるまで
(7-8m)絶対に落ちれない
その後はグズグズの凹角を最後のパワーで登りきる
頂上直下の潅木帯でビレー
(最初のハーケンと次のハーケンがフォローで飛び今後は
なんらかのプロテクション設置が必要)
使用装備
クイックドロー10本
カラビナ+長いスリング多数
中型ナット
ハーケンは使用せず
岩場の状態
ボルトはしっかり打たれています(リングボルト主体)
ハーケンは効いてないもの多し
硬いですがボロっと剥がれるので慎重に
下山
頂上から東側の一般道を降りますが
結構きつい傾斜です
黒滝山からの登山道に合流し
道場への尾根ルートに合流
尾根沿いに下り 赤いテープを巻いた
大木から左へ沢に下りて
沢沿いに堰堤までここで対岸へ渡り
道場奥の登山口へ戻ります
印象
下部3級のピッチはプロテクションが無く登りきる
力がないと精神的に辛い
上部もグレード以外の脆い危険性有り
耐える気持ちがないと大変なルートでした。
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やまめんさん、おつかれ様でした。
インストラクターの林さんの計らいで、2日間だけ見学させてもらいましたが、本当に、実践的で面白い講習ですね。
シナリオトレーニングについて、慣れていない人に少し解説します。
通常の救助訓練の場合は、「足をケガして歩けない人がいます、背負って懸垂下降をしましょう」や、「がけの下に転落した人を、3分の1システムでつり上げてみましょう」のように、救助者側にも状況設定が明示されていて、それに対応するスキルを実践することが多いと思います。
シナリオトレーニングの場合は、細かい状況設定はなされている(シナリオがある)のですが、救助者側はそれを知らされていません。傷病者役のひとが、シナリオに従って演技して、それに応じて対応していくことになります。
例えば、シナリオの設定が、岩場でつまずいて転倒し3メートル転落。足の骨折と頸椎損傷だとしても、救助者役は何も知らされていない状態で転がっている人に出くわし、「どうしたのですか?」と聞くところから始まります。話を聞いたり診察したりしながら、どこを怪我しているのかを見つけ、それに応じた救急処置と、救出方法を選択していくのです。そこで、間違った方法を選択すると、傷病者の具合が悪くなったり、日没が迫って、ヘリが呼べなくなったり・・・・
シミュレーションゲームのようなものですね。
通常だと滅多に経験できない(経験したくない)事故や急病の現場を、実感を持って体験できるので、問題解決能力がアップすること間違いなしです。
ガイドや山岳会のリーダーももちろんですが、怪我や急病にファーストタッチする頻度の高い、山小屋の人達にも是非受講してもらいたいと思いました。
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室内で、下腿の骨折の固定を練習
ストックと雨具などで作った添え木
衣類をパッドにして固定
動かそうとしても、動かせないくらいしっかりと!
うつぶせに倒れている人を、脊椎を動かさないように注意して仰向けに・・・
河口湖畔でのトレーニング
写真は、肩関節や膝蓋骨(お皿)の脱臼の整復中
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上州・○○谷
一般登山道が○○谷を横切る所から入渓、谷をつめると、そこに岩場がありました。上州らしい柔らかい凝灰岩の傾斜の緩いルンゼは落ち葉が乗って、そのために湿った岩のスラブになっていました。脆くて湿ったホールドにそっと手と足をおいて3ピッチ登りました。
その上に核心ともいうべきⅤ級のスラブが1ピッチあり。ここからは岩が乾いていました。Ⅴ級のスラブの上部を左にトラバース1ピッチ、灌木まじりの尾根の直上が1ピッチで縦走路に出ました。
支点はほとんどリングボルト、Ⅴ級のスラブの上部に2本重ね打ちのハーケン(ぐらぐら)がありました。全体に落ちたら擦り傷だらけになるだろうルートでした。(写真:かげろう ,文:M浦)
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