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April 22, 2011

地図読み山行は奥が深い(Its)

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往路でのやせ尾根

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復路の尾根下り

20114月10日 地図読み山行 丹沢三峰山:地図読み山行は奥が深い
 集合は愛甲石田駅。そこから講師車で煤ガ谷方面へ。谷太郎川に沿って南に下り、鳥屋待沢の出会い辺りで駐車。鳥屋待沢に平行して東西に延びる尾根を登って三峰山を目指す地図読み山行。参加者はH鎌講師、ゲストのI田さん、TIMTAMのI井さん、I藤さん、H崎さん、M輪さん、そしてI島の7人でした。

 地形図を見ると512mまでの稜線は明確です。最初ちょっとした登りがあって次に比較的緩やかな尾根を登ります。このようなパタンを繰り返して512mへ。550m付近からは西へと伸びる尾根と合流し、さらに100mほど高度を上げると方向が変わります。緩やかな斜面を進み777mへ。ここを過ぎるとやせ尾根を進んでいきます。急斜面を上り詰めて登山道にぶつかります。ここは登山道でも鎖があったり、また小さな登り下りがあります。三峰の山頂を過ぎてもしばらくは急な下降があります。

 今回じは鳥屋待沢の北にある尾根(616mや415mがある稜線)を狙って降りる予定です。前回(去年)の地図読みは尾根へ入る箇所がわからず、結局登山道を降りることになってしまいました。今回はリベンジで、どうにか探そうと、900mに近い箇所(地図では三峰を降りて、右に90度方向転換する辺り)から700mほど進んだところで慎重に右斜面を見ながらの歩きです。

 H講師が突然、ここだ!という声を発しました。みると枯れた笹が群生しているところに人が歩けるほどの隙間がありました。616mの尾根らしい方に進んでいくと、750m辺りで急斜面になり、小さな稜線が二つ見えてきました。左に行くとあぶないので、右に進みましたが、右に行きすぎて稜線が消えてしまいました。左は谷気味になっていて危険そうです(H鎌講師は素早くその点を指摘しました。流石です)。その地点から少々登り返すと右手に稜線のシルエットが見えます。どうもそのシルエットが目指す稜線のようです。全員が急斜面をトラバース気味に登り返し、稜線に上り詰めました。私がさらにその稜線を下り、東方向を下に覗くと、だいぶ下ですが角度が緩いしかも幅の狭い鞍部が見えました。たぶん、間違いなさそうです。進んでいくと616mでした。その後は難しい地図読みも必要なく、稜線を辿って下山です。

 降り口はまさに鳥屋待沢の出会いでした。沢にかかる橋の手前に降りました。M講師が下で待っていてくれました。

 今回はとにかく、自分の位置を地図上で確認しつつ進むという方法を徹底しました。それぞれの鍵となるような地点で、自分の現在地を地図上に位置づけられたと思いますが、小さな類似した尾根が複数あると、それらが極めて紛らわしく、現場で確認のための移動を積極的に行い、左右の尾根を確認する等の行動が大切であることを学習しました。

 地図読みは奥が深い!というのが印象でした。次回は是非、不動沢の北側の尾根を下りたいと思いました。ゲストのI田さんも大変満足されていた様子で、何よりでした。

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