八ヶ岳西面の山々・4月下旬(かげろう)
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松本分校便り② 焼岳南峰登頂
焼岳の一般登山道は北峰に付いています。
標高が高く三角点がある南峰は、岩が不安定で落石の危険が大きく登山禁止。
雪がしっかりと着いている冬の時期だけ主峰南峰に登れるのです。
日曜日は朝から雲ひとつない快晴でした。
女性陣は、早朝から露天風呂で穂高の眺めを楽しんできたようです。
朝7時に朝食。本当は早立ちをしたかったのですが、豪華な朝食をしっかり食べたために、8時出発になりました。
最初からワカンを履いてのスタート。
宿のすぐ裏手から急斜面を直登し、2カーブ上の国道に出たところで新中の湯ルートに入ります。急登と緩斜面を繰り返しながらりんどう平へ。 途中まで薄いトレースがありましたが、標高が上がるにつれて、新雪で埋まりトレースがなくなってきました。
前半戦は、女性隊4人が果敢にラッセル。男性陣が遅れをとりました。
りんどう平から、西側の南峰に伸びる尾根に取付きました。
最初は先行するスキーのトレースに従いジグザグを切っていましたが、枝尾根が近づいたところで直登に変えました。
高度が上がるに従い、周囲の白い峰々が一望の下に。
相変わらず、雲ひとつない空。
ノントレースの雪稜歩きは気持ちがいいのですが、急斜面での膝までのラッセルはかなりきつい。
30cmくらいの新雪の下がクラストしていて、ワカンが効かなくなり、途中でアイゼンに切り替えました。
急斜面での履き替えは、バケツを掘って、ピッケルでアンカーをとって慎重に。
南峰に続く主稜線に乗ってからは、雪は飛ばされていて、アイゼンがよく効き快適。
360度の絶景を楽しみながら、ゆるりゆるりと頂上に向かいました。
頂上直下では、真っ白な雷鳥のお出迎え。
12人の大所帯でしたが、全員が登頂。
本当にすばらしい山行でした。
天候に恵まれて景色も良かったですが、刻々と変わる雪質など、いろいろなことが勉強になりました。
秋の焼岳の写真はこちら(https://picasaweb.google.com/100321737417658105846/200902)
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松本分校便り① 中の湯温泉泊
文:ぶんこうちょう
4月7日(土)から8日(日)、総勢12人で冬の焼岳に登ってきました。
7日は、午後2時半過ぎに松本駅に集合。車に分乗して中の湯温泉へ。
簡単なミーティングをした後、お風呂。
そして、湯上がりのビールに始まり、そのまま食前の宴会へと…
松本分校から提供したつまみは、
・鯛のウロコの唐揚げ
・手前ふき味噌(大吟醸の酒粕入り)
・馬スネ肉の甘辛煮
・岩魚と鰺の燻製
分校長お勧めの日本酒は、
・御園竹(佐久)春花見 山廃原酒生酒
・木曽路(木曽)十五代九郞右衛門(9号酵母、火入れ)
あとは、メンバーが持ってきてくれた
・繁桝(福岡)純米吟醸にごり、など
御園竹はラベルがとってもかわいくて、今の季節にピッタリ。 味は、芳醇で御園竹らしい独特の酸がきいていました。また、今年の新酒としての生らしさも残っていました。
九郞右衛門の9号酵母は、いつも通り安定した味。すっきり系の酒ですが、穏やかな香と味のバランスが良かったです。
宿のご主人には、大変良くしていただいて申し訳ありませんでした。宿泊費を安く抑えてもらったのに、料理は豪華で美味しかったし、お食事処に酒の持ち込みまでさせてもらいました。
土曜日はあいにくの雪でしたが、天気が良ければ露天風呂からも奥穂から前穂にかけての吊り尾根が見えます。
雪に輝く穂高を見ながら入れる温泉なんて、他にはないんじゃないかな。
すてきな宿でした。
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