西丹沢 屏風岩山 地図読み&ショートロープ研修(Y野)
日程 :2016年04月10日(日)
行先 :西丹沢 屏風岩山(中川BS~大滝橋BS)、悪沢左岸尾根を上がり箱根屋沢左岸尾根を下る
天候 :薄曇り、風平穏、ロープワーク講習中にレインウェアを羽織る人もいた
参加者 :男5,女1、松浦講師
研修テーマ:木登り、ロープを登る自己脱出、仮固定(100分)、吊り上げシステム(80分)
先月の筑波山に引き続き地図読み&ショートロープ研修に参加しました。ピンク色の部分が山肌にちらほら見られ、コゲラ(キツツキ科)が木を突く独特の音が響き、春の訪れを実感しました。
今回藪漕ぎはなく、尾根へ上がるところと下りるところが急傾斜だったほかは明瞭な尾根歩きでした。しばらく上ると落葉樹の自然林で、樹木越しの見通しが効く季節なので、地図読みでは周囲の山並みを参考に地図の正置が行えました。屏風岩山頂までは行かずに965m地点で引き返しましたが、その分研修時間が多く取れたし、地図読み山行としても進む方向が細かく変化するコースで十分な練習になったと思います。
ロープワーク研修は2回に分けて合計3時間と充実していました。木登り、ロープ登り、吊り上げシステムともなぜか楽しく、時間を忘れて練習しました。締まったフリクションヒッチが緩まなくなるのはロープとスリングの相性みたいで、バッチマンのクレムハイストとマッシャーの効き具合を比べてみました。また、クレムハイストは効きに方向性がありますが、いざというときどちらから巻けばいいのかわからなくなってしまい、理解不足なところが炙りだされてよかったです。1/5吊り上げシステムのデモを見ましたが、自分は実用上
1/2 と 1/3 で十分と感じたので、これらを定期的に繰り返し練習していこうと思います。
・GPSログの軌跡|カシミール3Dで作成しました。
1. 明るく明瞭な尾根
2. 隣の尾根もよく見えて、地図の正置の練習にうってつけ
3. 簡易ハーネスはスリングで作成
4.アブミを作って木登りをする。
5. ハーフマスト仮固定
6,さらに尾根を行く
7. 1/2吊り上げシステム、要救助者側のカラビナが動滑車になる
8. 1/3吊り上げシステム、岩登りでセカンドが自力登攀できなくなったとき
9. 2回の講習を終えて下山開始
10. ミツマタの群生の中を行く
11. 尾根を下りる急坂で、樹木ビレーとフィックスロープの講習
12. 自力で下れない人はフィックスロープを頼りに下ってもらうデモ
13. 無事下山しました
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