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June 07, 2016

谷峨駅~813峰(地図読み&ロープワーク研修)

超初心者沢歩きもなかなか侮れない!
(清水橋 塩沢集落 カシノキ沢 813mピーク 番ケ平 棚沢キャンプ場)  

2016年6月5日(日)天気:雨のち曇り
 例年だとそろそろ梅雨入りも近い。ただ過去の梅雨入りの記録を見ると、梅雨入りの時期も結構幅があって、早い年も遅い年もある。今週の天気予報を見ると、曇天や雨が続きそうだ。そろそろ梅雨入りだろうか。そんな日曜日、timtamの地図読みに参加した。
 メンバーは男性9人女性2人の総勢11人。新松田駅に着くと雨模様。梅雨入り特有の湿り気を感じながら、新松田の駅から西丹沢行きのバスに乗り込んだ。流石、このような天気では乗客もまばら。窓越しに見える山々の緑はもう新緑ではない。山々は深い緑に包まれ、淡い色は消え、むしろ力強い緑とでも表現したくなるような色合いだ。


Yaga_kashionkisawa

 清水橋のバス停からは小中学校(すでに廃校か?)を右に見て、山沿いの道を進む。しばらくすると塩沢集落に向かう立派な道路に出る。その道を進み集落に入ったら、直進せず、突き当たりの民家の裏の通りを進むと、川にぶつかる。少し広い野原になっていて、わかりやすい。

Yaga_kashinokisawa_graph

 沢に入ると数年前よりもずいぶんと川幅が広くなっている印象である。毎年襲う台風の猛威で、川岸の山々が削られている様子が伺われる。少し歩くと堰堤があり、そこの右岸を高巻くと広い河原に出た。

K0

 ここで今日のローップワークのメインである徒渉技術の講習開始である。視点をセットして2分の1システムで渡渉者を確保する方法、その発展系で対岸にひとを渡してから、さらに後続の者を渡らせ、ロープを回収する方法などの講習を受けたのち、3人一組になって実践で学習した。

K2

K3

K4

 ここで時間がだいぶ経過したので先を急ぐ。しばらく歩くと再び堰堤である。こちら直登は難しい。左岸は高巻きも難しい。右岸は高巻けそうだ。少し登りやすそうな所から取り付き、だいぶ上がったところにちょっと急斜面だが、懸垂下降に適した場所と木を見つけ、下降の準備。机上講習で習った、120cmのスリングで簡易ハーネスを作る。ロープは30m2本を結び、木ノウエさんが太めの木にこれをセットし、最初に降りた。残りの者も安全環つきのカラビナを装着し、ハーフマストで20メートルほどを降りた。11人も懸垂で降りるとなると、なかなか時間がかかるものである。

K5

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K7

 カシノキ沢に入ると沢幅もだいぶ狭くなるが、途中2カ所で沢の分岐があり、慎重に地図読みして進む。今日は雨模様なので、沢も幾分とも水量が多いようだ。最後の詰めの前の沢の分岐を右に入り、尾根を目指す。左岸に稜線らしきもの(?)も見え、そこを目指して登ることを決めた。傾斜が急なのでK林さんがロープを引き、これを固定して、他の者が続いた。浮き石が多く、落石に注意しながら進む。急なコブを捉えては、そこに生える木々や根っこを掴んで進むと、最後に小さな笹薮があり、そこを進むとなんと813mの頂上付近に抜けた。
 滝らしい滝のまったくない沢だが、それなりに沢歩きプラス地図読みを楽しめる沢であった。


K8

K9

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