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August 29, 2016

雨の後の逆川(S田・M浦)

数日雨が続いた後の曇りの日に逆川に行きました。

最初の滝が登れなかったら撤退しようと思っていました。1段目はシャワークライミング、2段目は右から巻くように登りました。
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水流に巻き込まれると溺れる可能性があるので、ビレー器具はエイト環が有効です。ロープウェイ方式を使えばクライマーはロープを引いているので、水流にのまれた場合は下流側から引っ張れます。このような沢登りのロープワークを多く伝えたいと思っています。
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①HMSカラビナによるハーフマストビレーでも良いが、テンションがかかるとロープが激しくキンクする。懸垂下降でもロープがキンクするので、結果として懸垂下降用の器具を持つことになる。
②ルベルソーキューブやATCガイドなどのセカンドの墜落に対してオートにロックして止めるタイプのビレー器は水流にセカンドが吊られた時にすぐにロープを緩められないので、セカンドを溺れさせてしまう危険がある。始めからオートロック解除のシステムを作っておく手もあるがその時間がもったいない。
➂旧タイプATCによる支点折り返しビレーも考えられるが、たぐったロープをセルフビレーの上に振り分けて乗せる作業がやりにくく、そのロープを水流に持って行かれる可能性がある。
➃腰がらみボディビレーが考えられるが、水流の中に腰を下ろすことになるのでつらい。水流に体が浮き、アンカーにならない可能性がある。水流に座った場合はたぐったロープの置き場がない。
⑤ビレーの支点は上流の生きた樹木か、熊より大きな岩に求めること(支点がない場合はハーケンを2本以上打って支点を作る)。
⑥ビレーの支点をハーケンとかボルト2本だけに求める人が増えて来たけれど、他に支点をみつけて補強するべきである。たとえフリークライミング用のペツルのボルト2本だったとしても、水流に洗われ岩が激突していたり岩の風化が進んでいる可能性がある。この場合は時間がかかっても補強すべきである。

水が多いのが伝わればの写真S21_2

残置ハーケンを使ってお助け紐を出しました。「ハーケン1本では信用できない」と思って登って下さい。
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この滝、普段は楽勝ですが、ロープを出しました。2段目は水流の上をステミングで登れました。
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逆川の名物の泳いで取り付く滝です。下の釜は埋まり泳ぎません。また、滝には流木が立てかかり、お助け紐が垂らされていて面白くなくなっていました。もちろんお助け紐も流木も掴まないで登りました。
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水が多いのが伝わればの写真2
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ウスバ林道の真下の滝です。普段は右から登りますが、雨も降ってきていたので無理せず左の巻道を使って、林道に出ました。
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林道から鳩の巣駅まで下山しました。

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August 24, 2016

幽ノ沢・V字右ルート (Jam!活動報告)

2016年8月 谷川岳・幽ノ沢V字右ルートに行ってきました。
メンバー:S藤、O部

写真① 今回も晴天に感謝です。幽ノ沢出合から遡行していきます。
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写真② 大滝。
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写真③ 幽ノ沢の岩場全景。オレンジラインがV字右ルートPhoto_3


写真④ カールボーデン上部。氷河で削られた圏谷底をカールボーデンと言うそうです。
    O部さんの立っている所まで2ピッチ、ロープを出しました。
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写真⑤ トラバース
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写真⑥ トラバースを終えて、4ピッチ目終了点。途中に支点ないです、が慎重に行けば問題ないです。
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写真⑦ 8ピッチ目(Ⅳ)
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写真⑧ 9ピッチ目 ステミングのピッチ(Ⅳ) 
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写真⑨ 終了点(ここまで11ピッチ)。一ノ倉沢方面の景色。
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写真⑩ 終了点から稜線(堅炭尾根)へ。
    中央に小さく写っているO部さんの辺りまで行くと、踏み後は消えていて…。その上方にルートが在るらしいのですが、少し登って確認してみても藪がひどく進みたくない雰囲気。正規ルートではなさそうですが、右側に見える草付きの岩場にルートを求めてみました。
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3級程度の斜面で登り易かったです。Timtamの信条として安全が大切、時間は掛かってもロープを使いました。途中、ロープいっぱいになりピトンを打ってピッチを切りました。リスが乏しく打つ場所には難儀しました。そこから上の茂みまでもう1ピッチ、草で滑るので慎重に登ります。

ここからが私の核心、稜線までの漆黒の藪…。中に入ると夜。シャクナゲやヒメコマツ、笹などの混成林、密度の濃い枝々で体中を締め付けられている感じ…。足は浮いていて、腕を前に伸ばしていけない~。
「光が見えてきた!稜線だ」 ズバっと飛び出せるはず…と喜んだら、あれれ、中芝新道は反対斜面の10m位下にありました。更にもがいて、やっとこ脱出。正規ルートで無いということは、こういう事なんですよね。

もうちょっと辺りを確認して突入口を選べば良かったです。すぐ稜線だから…と安易な考えにしっぺ返し…。


写真⑪ 中芝新道(堅炭尾根~芝倉沢~芝倉沢出合)
    写真はいい感じですが、とてもワルイ道。「高名の木登り」で下山。
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写真⑫ 「ブナのしずく」 幽ノ沢出合から1分ほど芝倉沢方面に歩くとあります。冷たくておいしい水です。珈琲や水割りにもイイですよ。
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◆先行パーティも後続もおらず、自分たちのペースで安全に登れたのは良かったです。充実感がありました。
◆初見なので「その場その場を慎重に見ながら登る」を本日のキーワードにしていました。
JMGAの正会員になっているので「(行くか戻るか)迷ったら止める、アクシデントで迷惑を掛けない」という気概で登りました。
◆悪魔的な藪こぎを含めて、ルートファインディングが重要でしたし難しかったです。(一ノ倉沢南稜よりもトータル的に手強い印象。初見だから…?!)
◆谷川岳登山指導センターに係の人が残っていたので、挨拶と情報交換をして帰宅しました。笑顔で迎えてもらえると嬉しいですね。
◆いつもながら、山に色々と教えて頂きました。

ベースプラザ4:00~幽ノ沢出合5:40~取り付き8:30~終了点12:30~
堅炭尾根14:00~芝倉沢出合16:30~ベースプラザ18:20

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August 09, 2016

丹沢・小川谷(K林)

8月7日、小川谷沢登り講習に参加しました。街は猛暑でしたが沢は涼しく、何よりその美しさにすっかり魅了されました。滝のトンネル、スラブの大岩等、まるで沢のテーマパーク!二級の沢だけあって難しい登りもあり、楽しく充実した山行でした。帰ってすぐに、また小川谷に行きたい!と思いました。
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2017年8月6日
今年も来ました。小川谷に!

ゲートがしまっていて玄倉バス停から歩くこと1時間以上、河原に降りました。
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入口の滝は右から
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2番目の滝はスリングを足場にして越えます。
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こんな滝
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あんな滝
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さらに超えて進みます。
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この滝は右から巻いて。側壁を上がり・・・
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側壁の樹木の間の踏み跡を登って、上から懸垂で降ります。
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滝の水の下をくぐって進む滝は印象に残ります。
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有名なツルツルの大岩
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大滝は左から巻きます。
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大滝の巻きでは合図が聞こえないので中継を置きます。
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さらに遡行は続きます。
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August 01, 2016

中山尾根(S田)

期  日:7月31日(日)
場  所:八ヶ岳・横岳・中山尾根
メンバー:M浦、K澤、S田

梅雨明け最初の日曜日、朝早く行者小屋を出発し、中山乗越から中山尾根へ。
暗いうちに出発したおかげで取付きに一番乗りです。
天候を心配していましたが、好天にも恵まれました。

①下部岩稜1ピッチ目:直登、その後右寄りの弱点を突いて左上へ。
小テラスに上がりピッチを切ります。
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②下部岩稜2ピッチ目:小テラスからすぐ左の凹状を登ります。
凹状のすぐ上は草付きで、適当なところでピッチを切ります。
(写真はピッチを切った地点から凹状方向)
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③暫く尾根をたどります。
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④上部岩稜:最上部にかぶった凹角があり、これが核心です。
凹角を超えたところでピッチを切ります。
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⑤また、暫く尾根をたどり、小ハング下でピッチを切ります。
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⑥小ハング(写真)を直上し、草付きを進みます。
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⑦主稜線に向かうトラバースルートが見えます。
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⑧主稜線との合流地点付近からの赤岳と富士山
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⑨写真左側の肩のところが小ハングを超えたところです。
後続パーティの人影が見えます。
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