セドの沢右俣(S田)
5月9日表丹沢・セドの沢右俣に行きました。
水無川本谷F1を登った所で右からくるセドの沢に向かいます。
濡れたくないのでセドの沢F1を滝の左の鎖場から超え、すぐにF2です。F2も濡れないように右からへつるように越えました。
F2を登るメンバーです。
F2を超えた所で右俣と左俣に分かれます。今回は右俣へ。
F3、3段8m、左から超えます。ハーケンが随所に打ってあり登りやすいです。
F4はまず右に登り岩の挟まった倒木を利用してロープ方向を変えて左に登ります。写真は上からなので右と左を逆にしてロープの流れを見て下さい。
F5は1段目を右のスラブを登り、支点がないので、2段目を登って、滝の上の樹木にロープをフィックス、ロープづたいに1段目の上まで下ってきてロープ上にビレーポイントを作りました。セカンド以後のメンバーはスラブをロープウェイ方式で登り、2段目はフリクションヒッチ方式で登っりました。
大滝36mです。写真の左端から豊富にある残置ハーケンを追って登りました。中段のテラスのビレーポイント(写真左上)でピッチを切るよりも25m登って、立ち木下のテラスまで登ってしまう方が安全度が高いです。
立ち木下のテラスは2カ所ビレーポイントがあり、総計で7本のハーケンが打たれています。スリング等で7ヶ全部つないで強い支点を作りました。ハーケン2本をつないだのみでビレーポイントにしてしまうリーダーを頻繁に見かけています。ハーケンが抜けた経験を数回している筆者は、なんとか「丈夫な支点を作るべきこと」を広く伝えたいたいです。
ロープウェイ方式(折り返しタイプ、折り返さないタイプ)、フリクションヒッチ方方式、渡渉とへつりのロープワークなどなど、沢登りのロープワークは合理的に考えぬかれたものです。「丈夫な支点作り」を含めれた「沢登りのロープワーク」を広く伝えたいです。
立ち木下のテラスから右岸の巻き道をたどり、再び沢に下る。右から来る枝沢に入り10mほど登る。枝沢左岸の急な泥壁を木の根をつかんで尾根上登りました(状況によってはロープを出した方が良い泥壁です)。そのまま尾根をつめること30分で政二郎尾根に出る。政二郎尾根を下って戸沢出合いに下山しました。
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