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June 28, 2017

稲子岳南壁・左カンテルート(S田・K林)

週末に稲子岳南壁・左カンテルートへ行ってきました。
快晴とまではいきませんが、梅雨の時期としてはとても天候に恵まれました。
稲子湯唐沢橋登山口のゲート近くの駐車場に車を停め、しらびそ小屋(みどり池)を経由して左カンテ取付きへ。
登攀後、稲子岳山頂、ニュウを経由して駐車場に戻ってきました。

左カンテルートは、Ⅲ・Ⅳ級程度ですが、砕けた岩が堆積していたり、掴むと動く岩が多く、慎重さが必要です。
登攀時は先行パーティがいたこともあり、またロープの流れ・落石防止のためにもピッチを短く切りました。
各ピッチの終了点にはボルトが整備されています。先行パーティに追いついた場合には、岩にスリングを掛けたり、カムを使用してビレイ点を構築しました。

①駐車場のすぐそばのゲートからスタートです。林道・登山道をしらびそ小屋方面へ向かいます。
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②しらびそ小屋に着くと、みどり池の向こうに東天狗岳が見えます。
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③みどり池を右に見ながら少し進むと、稲子岳とその岩壁が見えてきます。
Ph003

④しらびそ小屋から中山峠方面へ約20分ほど歩くと赤テープがあります。ここから、登山道を外れ稲子岳方面へ向かいます。
踏み跡はほとんどありません。木々の隙間から稲子岳の岩壁が見えるので、これを目標に。
Ph004

⑤岩壁の基部近くに目印となるテープがありました。写真の中央上部にテラスがあります。
Ph005

⑥テラスは黒と黄色のテープが目印になります。
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⑦1ピッチ目:写真では分かりませんが、取付きに赤いハーケンがあります。登っているのは先行パーティです。
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⑧2ピッチ目:浮石に注意しながら登ります。写真は2ピッチ目の最初の部分です。
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⑨3ピッチ目:ロープは先行パーティのもの。このピッチから、堆積した岩が気になります。
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⑩4ピッチ目:写真上部は、左のクラック(写真中央)を登りました。右側は今にも岩が落ちてきそうです。
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⑪5,6ピッチ目:先行パーティに追いつきそうなので、大岩にスリングを掛けビレイ点を構築してピッチを切りました。(写真は今回の6ピッチ目)
Ph011_2

⑫最終ピッチ:中央のクラックの少し左側が登りやすいです。ここは右から回り込んでも抜けられます。
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登攀終了後は、稲子岳頂上、ニュウへと向かいました。踏み跡が残っている個所もありますが、踏み跡がないところも多いので地図読みが必要です。

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June 21, 2017

湯檜曾の湯蔵山(松浦)

 上越線の湯檜駅の下りホームから北西方向に立ち上がって行く尾根が取付きです。雪崩柵が4段も設置されている急斜面で、尾根の右と左の端の2カ所には日和田山の男岩南面みたいな岩場が露出しています。ホームから線路を渡って尾根を捉えることも出来ますが、本日は「地図読み山行」の講習会なのでNGです。湯檜駅から国道291を土合方面に50mほど歩き湯檜川にかかる鉄橋の下をくぐって線路の反対に出ました。雪崩柵を作るために作られた線路ぞいの藪に覆われた道を駅方面に50m戻り、尾根の末端をとらえました。昔はここに登山道があったようですがまったく形跡はありません。丹沢や奥多摩の尾根だったらどの尾根でも見つかるような踏み跡もありません。左右の岩場を避けてその中央を、雪崩柵を2つ乗り越え、柔らかい土で2~3cmは潜る感じの所にジンワリと足を置き、木の幹つかみながらの登りでした。

 標高700mまで登ると尾根はなだらかなになり、西南西に向きを変えます。このあたりから尾根の上に踏み跡や土地の境界の標識が出てきます。791mピークと830m地点に送電線が通っていて、その両者を結ぶ尾根上は灌木を切り払って送電線の巡視路が作られています。道は大穴スキー場の方から登ってきているようです(未確認)。

 尾根上の830m地点から先で巡視路は消えました。ぶなの森の下は低木や中木群落を発達させないようです。なので、くるぶし程度までにしか伸びていない下草を踏み分けての藪コギとは言えない程度の藪コギでした。時々、踏み跡が見つかります。

 今日は6月11日の日曜日、東京はもう梅雨入りしています。でも、ここ群馬の湯檜曽アンド水上のあたりは、まだ前線の北側の冷たく乾いた空気が覆っています。涼風の中、葉っぱ群を透過する青空からの光はグリーンシャワー。
 「ワー、ぶなの森って、すてき~!」同行者の歓声が聞こえて来ました。

 900m付近で尾根は西北西向きに変わり、1100mの所に崩壊寸前の高床式の小屋があって、そこで天神尾根に乗ります。天神尾根は谷川岳から南東に向かい天神平スキー場、高倉山、湯蔵山、今倉山を連ねて水上駅に下る長大な尾根です。谷川に向かう主稜線というべき尾根なのに、なんと、あまり登山されてない、赤テープが一つもない、道がない。
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 天神尾根を北北西に登り詰めます。1150mと1200mの地点で両側がガレた細い尾根になり頭上の大きな木がなくなり視界が開けます。遠く尾瀬方面の山脈が眺望出来ました。2013年1月20日にホワイトバレースキー場から上がってここまで来て吹雪で撤退したことがありました。その時、ここは雪のナイフリッジになっていて通過が大変でした。細くて切り立っているので、灌木しか育っていない所なの
です。
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 さらに130m登ると湯蔵山に到着しました。な、なんと、2万5千分の1の地図に山名が乗っていて、高さも1334mあるのに山頂の標識がない、地元の山の会などなどの作った、手作りの標識もない。
 「初めて、山頂に何も書いてない山に来た。初めて・・・!」大きな声を出して言ってしまった。
 「雪が深くて、眺望がないから人が来ない山なんだ!」とも。
開けた眺望はないけれど、樹木の間から谷川岳が見えました。谷川岳は高速道路からも見えるけれど、ここから見るとよりカッコよく見えるから不思議です。
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 崩壊寸前の高床式の小屋までは往路を戻りました。そこからは下りの地図読み行、下りの地図読みは難しいけれど、今回はスマートフォンのGPSを持って来てくれた人がいるので安心でした。地図と磁石と時々GPSを見ながらホワイトバレースキー場まで下りました。ゲレンデトップは樹木がなくて谷川岳の全貌が望めました。森から出て、いきなり見る谷川岳は「『近くて』よい山」でした。
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 ゲレンデトップを南にトラバースして藪を切りあがると今倉山1036m、ここには標識がありました。
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 「今倉山からの下りは道がある」と思っていました。でもないです。藪です。ぶなの林が終わり灌木の藪の下り、少し歩きづらいです。つつじの花の群落が所々にありでした。花は見てるような見てないような、コシアブラには目を皿のごとくして、ついでに調理もせずに食べてたのは誰でしょう?
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 南南東に下り900m付近で南西に向きを変え830m地点で送電線の鉄塔に出ました。送電線の鉄塔からはりっぱな巡視路が尾根の末端まで続いています。
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 ここらあたりの天神尾根は地元では鉄塔尾根と呼んでいるようです。その鉄塔尾根を350mほどのんびりと下り、水上から谷川温泉に向かう舗装路に出て終了しました。
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  水上から湯檜曽まで路線バスで戻りました。
 「どこの山登って来たの?」とバスの運転手さんが聞いてきました。
 「ユグラヤマ」と答えると。
 「知らないな~」だって。
 「あそこ、あの鉄塔の見える尾根の先!」と説明したら。
 「熊いなかったかい?」と言われた。

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June 15, 2017

ロ-プ 巻き方他(かげろう)

1 カラビナを通過させるとキンクが直せる。
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カラビナをかける場所がないときは、ヘルメットのあごひもにカラビナをかける。
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2 ロ-プ必要な場所では、基本50mを持って行きます。20や30mでは、何かあったときなんの役にもたちません。

長いほうが便利です。岩登りではないときは、真ん中から振り分けて、25mで使えるようにします。ビニ-ルテ-プをきつく巻いて、目印つけておきます。
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3 鎖場の長さを知りたいときは、テ-ピングテ-プ等で長さを書 いて貼っておきます。また、ロ-プワ-クの練習のときは、目盛りをもっと記入し目安判断トレ-ニングにしてます。
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4 必要な装備をいろいろ工夫して、使いこなす。手になじませること重要です。あれもこれも購入せずじっくりとつきあうことが、シンプルで基本的なことかもしれません。

<追加>
真ん中(青目印)でロープを二つに分け、さらに端から15mの所にカラビナで目印をつけておきます。カラビナを持ってザックから行き出せば、すぐにショートロープ(初心者や負傷した方をロープで前から引いたり後ろから吊ったりして補助しながら歩く方法)に移れます。
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上の写真の右上の部分を拡大しました。
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