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September 17, 2017

越後・南カドナミ沢(文:M浦 写真:N嶋)

 越後土樽(谷川連峰)の荒沢山から魚野川右岸に向けて3本の沢が流れ込んでいます。北(下流)から荒沢、北カドナミ沢、南カドナミ沢です。どの沢も初級でそれなりに登られているようです。中でも土樽駅から徒歩10分程度、たぶん日本有数の駅から近い沢である南カドナミ沢は、8月下旬から10月初旬の毎週末、天気が良ければいつも2パーティぐらいは入渓している人気度の高い沢です。
<参考>上越土合(谷川連峰)の東黒沢は土合駅から徒歩10分程度でほぼ同じ、ストップウォッチで計らないとどちらが駅から近い沢かは確定出来ません。「日本全国沢だらけ」だから、探せば、もっと近い沢があるかも知れません・・・。

 本年、9月敬老の日3連休、後半2日は台風通過のため雨予報でした。速攻の日帰りプランということで、南カドナミ沢に行って来ました。

 南カドナミ沢入口は藪に隠れて、ひかえ目です。
「ヤブじゃなー・・・」

と筆者はつぶやいていました。結局、荒沢山への踏み跡程度の登路を5分程行き、それが尾根を登り始める直前で、沢に一番近い所から入渓して、わずかですが、藪を回避しました。
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 すこし行くと滝の連続、登れる滝、登れなくて巻く滝と様々に出てきます。滝の巻きはよく踏まれています。

 一番はじめの滝はびしょびしょになる滑るとこ!。

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 次は左壁を登りました。

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 左の水流沿いを登りました。
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 左の壁を藪がらみ(藪に沿って)登りました。
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 「名渓62選」というガイドブックによれば、この滝を登ると沢の登攀グレードがⅡ級上になるとのことです。むしろ、総合力が必要なことを考えれば沢全体のグレードを2級上とした方が良でしょう。右端から登り黒い岩の層を左に水流までトラバース(大股で静加重静移動)、水流右を水流の中のチョックストーンを手がかりに一歩上がるまでが核心です。クライミングジムのボルダリングのグレードで6級マイナス、人数が多ければ「キャッキャ」言って楽しめる所です。
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 二俣は左に行きます。右俣は150mの滝です。
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 左俣対右俣の水流比は8:1です。傾斜の緩い左俣に進みます。
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 三俣になっているような所は本流とすぐわかる左に行きます。巨岩が目印になります。
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 左俣の上に二俣があります。左沢に行けばかなり早くカドナミ尾根に出れそうですが、荒沢山の頂上をねらうので右沢に行きます。右沢はすぐに水が枯れて、スラブ状で幅1mくらいの小沢になります。
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 さらに二俣になりこれも右へ行くと藪の中の沢になります。足場はツルツルなので両岸の笹や灌木をつかんで登って行くと、やがて、完全な藪に突入します。藪も急斜度で下に向かって生えている(雪のため)ので、手を離すとと下に滑ってしまいます。灌木に立つと休憩出来ます。藪コギ用に丈夫な手袋があると良いです。コンタクトレンズの人はレンズを飛ばされない工夫がいります。

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 背丈を越える藪を1時間こいで、荒沢山の頂上直下のカドナミ尾根に出ました。藪コギはバリバリと進むのでなく、亀の歩みのように、いつかは到着すると思いながらゆっくり行くのが良いです。
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 荒沢山の頂上に向かいます。5分で到着!
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 荒沢山頂上で大休止。山が切り立っていて高い樹木がないので視界が良いです。山頂の端の中里方面に下り出す所に、高さ150cmほどの灌木のツリートップに結ばれた、手書きの山名標識があります。
「ワーすごい!」

「景色、素敵!」
ほぼ山頂まで藪を漕いで来たせいか、曇りなのに、歓声のトーンが高めです。藪コギで多少(ほんとは本気)泣きが入っていたのにいっぺんに笑顔・・・。
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 カドナミ尾根を下ります。登山道でなくて踏み跡を下りますが。しっかり踏まれているので間違えることはたぶんないでしょう。
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 急斜面で足元が見えにくいので慎重に下ります。
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 きのこがありました。秋を感じます。10月になると紅葉が始まるでしょう。それから、藪コギの時の草や虫の勢いが弱くなるでしょう。ちょっと水が冷たくなるかも知れないけれど、冬型の気圧配置になって、雪とか冷たい雨が降るのを上手に避けて、秋の移動性高気圧が真上にやって来る予報の日に、ここ南カドナミ沢ににまた来よう。
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 1時間30分の下りで入渓点の南カドナミ橋まで戻りました。橋のたもとに駐車スペース4台分あります。

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