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October 11, 2018

上高地六百山(松本分校長)

10月8日、三連休の最終日に上高地の六百山に行ってきました。
河童橋のすぐ南側にそびえる急峻な岩山。地形的には霞沢岳から伸びる枝尾根の先端ですが、上高地から見上げると威容があります。

ガレ沢から始まって、沢の滝の巻き道のような急な草付きを登り、最後は岩場を越えてハイマツ帯の山頂へ。
ひとの頭ほどの岩がポッコリ外れたり、上半身くらいの岩が大きく動いたり・・・
結構ハードなバリエーションルートでした(特に下り)

苦労して登った分、山頂からの景色は絶景!!
眼下に上高地を見下ろし、正面に焼岳・穂高連峰を拝めます。
特に、西穂・奥穂・前穂・明神にかけての稜線の美しさは、穂高の番人宮田八郎さんが、「穂高の展望台としては大一級」と評しただけのことはあります。

今回、六百山を登ってみて、改めて重要だと感じたこと。
 ・浮き石だらけのガレ場でも、丁寧に足を置くことで崩さずに歩く技術
 ・岩をつかんで登るときは、体重をかける前に動かないことをしっかり確認する
 ・基本的な岩登りのムーブ(置いた足の上に腰を移動してゆっくり立ち上がるなど)
 ・ルートファインディングというか、踏み跡ファインディングの勘(広い沢床のどこを歩くか)

ウェブ上では、「ちょっと怖かったけど、楽しく行ってこられました」といったレポートが多いですが、上記のことをふまえて、経験あるリーダーとともにヘルメットやロープなどの装備を備えて、心して登った方がいいのではないでしょうか。
今シーズン立て続けにきた台風の影響もあって山が荒れていたせいもあるかと思いますが、そんな印象を持ちました。

紅葉の季節の三連休、好天に恵まれて、帰りの上高地のバスターミナルは長蛇の列。
にもかかわらず、この日六百山に登ったのは我々だけでした。

登山口は、河童橋の公衆トイレのすぐわき。
下山直後、ヘルメットにハーネス、ロープを体に巻いたまま五千尺ホテルのソフトクリームをほおばる姿は非公開です (^^ゞ

<写真コメント>
写真1:登るにつれて、岳沢・穂高連峰が見えてきます
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写真2:中畠沢岩壁の紅葉
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写真3:見下ろす紅葉
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写真4:見上げる六百山山頂
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写真5:頂上手前の岩場
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写真6:三角点
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写真7:この角度から眺める焼岳はカッコイイ
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写真8:六百山から霞沢岳に伸びる稜線
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写真9:
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写真10:バス乗り場への行列
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