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November 26, 2018

初冬の燕岳(松本分校長)

先週末、小屋閉め間近の燕山荘にお邪魔してきました。
厳冬期や残雪期に比べて雪は少ないですが、その分、シャープな輪郭を保って白く染まった山々を眺めることができます。

雪山シーズン幕開けのこの時期、氷点下13℃に身を置くことは着衣や装備の再点検にもなりました。

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前日の夜から朝にかけて少し降ったようですが、やはり以前に比べると雪は少なめでした。

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モルゲンロートの表銀座。
偏光フィルターを使って撮ったらこんな色合いになりました。

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日の出とともに、満月が西の空に沈んで行きました。

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朝の気温は氷点下13℃。
談話室の窓には樹枝状に霜がついていました。

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北燕岳頂上直下。
本当はもっと簡単に登れます・・・

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(スマホの手持ちで撮った写真です)
23日は満月。
足元には自分の影がくっきりと出て、雪面の細かい凹凸も見えるくらいに明るいです。
雲ひとつない晴天で、槍ヶ岳もきれいに見えました。
月明かりに白く輝く北アの峰々は荘厳でした!

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November 14, 2018

「成長と課題 子持山・獅子岩」Jam!活動報告

2018年11月
 2015年10月にJam!で獅子岩を登りました。今回、3年ぶりに獅子岩に行ってみました。

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獅子岩全景

 2016年6月の落石で、7号橋(最奥)の駐車場までの道が現在も通行止めになっており、子持山へは足遠くなっていました。今回は獅子岩までの道程を確認したかった事と、前回は私(S藤)が全ピッチリードしたので、今回O部さんとつるべで登れたら自分たちの成長を感じられるかもしれない、との思いから計画しました。

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 3号橋の手前で車止め(進入禁止)の看板がありました。看板の掲示では平成31年2月7日までの治山工事と。来年はこれより先に車で入れるかもしれません。ここから7号橋の駐車場(登山口)までは歩きで30分位です。

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 7号橋の手前、道上に大岩が居座っており、これを除去するのはかなり大変なのでは?
6号橋の駐車場までで良いので、早く道が復旧すると良いですね。

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 当日は3パーティいて、私たちは真ん中2番目でした。2番目は窮屈そうですが、前後の方たちとコミュニケーションを取ることで、待ち時間や待たせる時間にも余裕が持てます。
前のパーティはガイド登攀で、すごく登れるガイドさんが細かく指導していました。観察や傾聴することで学ぶべき事があります。英語でのコールも教えていて、女性のお客様(生徒さん?)は照れながら「That’s me(ロープいっぱい)」なんて言ってました。

 後ろの2人組は外国人で、ネイティブな会話やコールはホントに聞き取れません。でも、どんな風に支点構築してるかは見れば分かります。「固定分散で、メインロープでセルフをセット」Timtamで指導している方法と同じです。

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 奇数ピッチをO部さんがリード。写真は3ピッチ目、今回はつるべで登れました!

しかし、その前の2ピッチ目でプチトラブルがありました。2ピッチ目を私が登り、ロープアップしようとした時に下のO部さんから「ちょっと待って!」と。O部さんのセルフ(メインロープ)に折り返してあったロープの束が一部垂れ下がり、5mほど下の岩角に引っ掛かって引けなくなっていました。

上に引いてダメなら横から引いてみて…と終了点から2m程トラバースし引っ張ると幸いにもロープは外れました。数分の事でしたが、上から見てるだけなので試行錯誤中はとても長く感じました。

マルチの途中で、ダブルロープの1本が垂れ下がり引けなくなった…、どうトラブル対応するか…帰り道に話し合いながら歩きました。まずロープが落ちていかないような整理(折り返し等)、ロープの上下の重ね方など基本的なロープワークが大切と再確認できました。実際に回収できなければ下がって登り返す事になっていたかもしれません。仮固定や登り返しの必要性も改めて感じました。下で順番を待ってる人達がいる中で、焦らずに行動が起こせますか? 私たちの今後の練習課題の1つになりそうです。

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 3ピッチ目のフレークの辺りから2ピッチ目の終了点。

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 4ピッチ目、この後(核心)がとても難し~く感じました。自覚的に3年前よりも大変になってました。ジムで難しい課題に挑戦してると楽しくなくなって止めてしまう話を聞きます。が、私たちは簡単な課題ばかりしてるので、もうちょっと難しいのも練習しなくては…と前向きに思いました(今後の課題、その2)。

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 5、6ピッチは継続して登りました。写真のO部さんの上にあるスラブは小さな窪みを拾って、じりじり登ります。ザックを背負ってリードできたのだから成長してるのは間違いないでしょう!

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 獅子岩の頂上からは赤城や武尊、関東平野が良く見えました。

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 荷物をデポしなかったので取り付きに戻らず、反射板のある峠経由で6号橋への道を帰りました。きれいな紅葉も一部残っていました。

楽しいことが重要ですが、時に課題も見つかると活動への刺激になります。

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November 12, 2018

「上高地のサル」 松本分校長

11月9日、上高地ネイチャーガイド協議会主催の「上高地のサルの現状と追い払い状況」の研修会に行ってきました。
上高地のサルは年々増加してきています。人慣れも進んできていて、登山道や木道の上を周りの人間を全く気にしない様子でかっ歩しています。
これ以上「人慣れ」が進んだり、サルと人間がエサを介した関係になると、サルが人間を襲うようになってしまいます。

確かに、木に登って餌を採る様子や、子ザルを抱きかかえた母ザルなどは愛らしくて、ついつい近づいて写真を撮りたくなります。本来はそしらぬ顔をしてお互いに無視するのがいいのですが、もし写真を撮る場合も不用意に近づかずに距離をとって撮影することが大切です。

現在上高地では、サルと人間の距離を適切に保つために、専門の職員やボランティアによる「サルの追い払い」を行っています。
決してサルを悪者あつかいするのではなく、人慣れせずにきちんと自然界で生きていってもらうためです。

https://www.asahi.com/articles/ASL8N6KWFL8NUOOB00H.html
 
 
上高地のサルは、
・極寒の地に生息する(冬期はー20℃)
・高山帯に登る
・水生昆虫を食べる
・人間に依存しない(サル生息北限地の下北半島では人間に依存)
という意味で、大変貴重な存在です。

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Saru2

トイレの入り口などに貼られた啓発用のポスター。
子どもを抱いた親ザルはちょっと可愛すぎるかな。
木道の真ん中にでんと座り込む姿や、河童橋の欄干を堂々と渡る雄ザルとかだと、人慣れしてしまっているインパクトがあるかもしれませんね。

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