妙義金洞山の懸垂下降(M井)
表妙義・鷹返しから金洞山の岩稜をロープを使って安全に縦走してきました。
懸垂下降尾の支点は生きた樹木で回収しやすい形になっているのを選ぶのがベストです。形が悪い場合等は迷わず捨て縄と捨てカラビナをして下さい。2本のロープのつなぎ方は2本重ねて最単純なフューラー結びで結びます。いわゆるリング加重(引き裂くような加重)がかかるので末端の部分を1m程伸ばして安全装置とします。小さい結びですが、ロープを回収する時に藪や岩などの障害物を超えて引き寄せることが出来やすい結びです。
結びを拡大してみました。
2番目以降の懸垂セットがしやすいように流星法を施します。写真のAとBのスリングはつながっています。
藪の懸垂でロープが投げられないので袋を用意します。
藪の懸垂でロープの末端を結ぶと引っかかってしまう可能性があるので結ばない場合も多いですが、袋入れならばロープの末端を結ぶことが出来ます。
袋の中に上から押し込んで行きます。
袋を右の腰に吊るします。
懸垂で降りると流星法を施したスリングが伸びて行きます。これを引けば2番目の人の懸垂セットが容易になります。この方法は本会会員のNさんが考案したものです。
先に降りた人が、安全対策と言うことで、ロープの末端を持ちます。これを引けば次に降りてくる人(懸垂者)の下降を停止させることが出来ます。

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