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December 26, 2019

スキー林間+ショートロープ(M浦)

 

 平日のスキーゲレンデ、最近、小学校や中学校のスキー林間の生徒を多くみかけます。

 

 スキーガイドのM君は先生方の打ち合わせに参加するために、22時ちょっと前に本部になっている三階の部屋に向かいました。止まらないはずの二階でエレベータのドアが開き、そこで降りてしまいました。二階は男子生徒の階です。消灯の少し前の時間、廊下に出ている生徒はまばらでした。

 なぜか、いるはずのない女子生徒二名の背中が見えました。男子は女子の女子は男子の部屋のある階に行ってはいけない決まりです。
『あれ、女子は・・・たしか?・・・ここにいてはいけないんだよな・・・注意しないとなならいかな?・・・名前もわかんないし・・・五メートルくらい離れてるし・・・エートエート・・・』とM君は気弱く逡巡していました。

 

「ソコノー!」

 H先生が階段から二階廊下に出て来て発声しました。女子二人の後ろ姿を見たとたんの、短い短い出来事でした。

 

 なにか注意しなければいけないことがあったら、逡巡してはいけない。とにかく声を出す。名前がわからなかったら「そこの人」でいい!

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ロープが緩んでいると転んだ人から、ガクンと衝撃加重を受けてしまう。
 2mショートロープで引かれるて人が、引く人に近づいて、ロープのテンションを緩めてしまうことがあります。始めに「ロープに引かれるように歩いて下さい」と伝えるのですが、わかってもらえてないのが普通です。「まあいいか!」と思い、危なくない所なら見過ごしてしまいがちです。でも、「注意これ瞬足」です。初めてロープを緩めたとたんに「ロープに張られて歩いて下さい」と注意するのです。

 注意するのが苦手な場合、コンテで歩き始めた時から「注意する準備」をしておくのがベターです。最初で瞬足のタイミングを逃さないようにしましょう。

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December 25, 2019

続 成せば成るのだろうか?(M浦)

 極端な例で示せば、30歳で身長160cmの人がどんなに努力しても全日本バレーチームのエースアタッカーにはなれない。つまり「成しても成らない」場合が多くある。

 M君は3月生まれだ。小学校の時、背の順に並ばせられると、前から2番目、ちなみに、一番前はM田君だった。M君は体育がちょっと苦手だった、走る飛ぶ投げ打つ、背も体重も大きな同級生に追い付けないことが多かったからだ。
「背が高くなりたい」
それはM君の悲願だった。もともと運動能力が高い方でないのは気がついてないようだった。
 中学に入って、背が高くなるということで、バスケットボール部に入った。たまに、お情けで試合に出してもらえてもボールはあまり回って来ない、背もぜんぜん高くならない。
 
小さくとも出来るといことで、卓球部に転向した。裏ソフト、アンチスピン、下回転、横回転…初心者の内は(もしかして上級者も)ラリーよりも1球目の駆け引きでポイントが決まる。瞬発より持久タイプのM君には合わなかった。
 
55kg級(他に65kg級、78kg級、78kg超級)があるから小さくても出来るということで、柔道部に転向した。でも団体戦は無差別、練習も無差別、昇級・昇段試験も無差別、練習がきつくて、M君はたまらず、またまた転部することになった。
 レギュラーがない、過去のスポーツ経験がいらない、小さくてもOK(実は代謝が少なく、少ない食べ物で力が出せる小さ目の人が有利だと後から知った)のワンゲル部に入った。荷分けの時に各人の歩荷力を考慮してくれる先生や先輩に助けられて、ようやくM君は居場所がみつけられた。大学に入ってもワンゲル部を続けた。

 1970年代の当時、岩の登り方は人口登攀が主流だった。
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遠い支点にアブミを掛けることを考えると手が長いか身長の高いクライマーが有利な登り方だ。先輩達はどうしていたのかというと、プレクリップマシンという道具を使って手を長くしていた。
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 自分に適したことを目指すこと、今一難しいなら用具や別の人の手を借りること、それならば、「成せば成るのかも知れない」。

ちなみに、プレクリップマシンは「チョンボ器」とも呼ばれるけれど、気にしないこと・・・「人は可能なことを夢見る」。


<追記>
 1964年の東京オリンピックが近づく頃、全日本男子バレーボールチームの練習会場にテレビ局の撮影隊がカメラリハーサルに来た。
「男子は回転レシーブをしないのですか?」とディレクターは松平コーチに聞いた。
「回転レシーブでは190cmを超えるソ連や東独のアタッカーのスパイクに追い付けないので、まっすぐ飛ぶだけです。」と松平コーチは答えた。
 東京オリンピックで男子チームは3位、銅メダルを獲得した。でもそのことを知っている人は少ない。男子の試合はテレビ放送されなかったからだ、前記のリハーサルは女子だけのためのものだったのだ。

 1965年松平コーチは松平監督になった、無名だけれど、身長が190cm以上あって運動能力の高い選手を全国から一人一人集めることからスタート。テレビ放映のチャンスがあれば「フライングレシーブ」「A・B・C・クイック」「時間差攻撃」「一人時間差攻撃」「9mの逆立ち歩行」「松平サーカス」などのとっておきのシーンを計画的に繰り出して、視聴率を上げることに力を注いだ。それでもテレビ放映されなかったこともあった、東独チームを日本に呼んだ時とか、ソ連に遠征したりした時とか・・・。1968年ミュンヘンオリンピック、12対14のマッチポイントあと1本で東独に敗れる所から逆転してようやく金メダルに到達した。

「『成せば成る』と安易に言ってはならない。天才が本気で努力して、天の時、地の理、人の和があって初めて金メダルが取れる。」松平監督の言葉だ。

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December 11, 2019

作業着屋さんで見つけた手袋5種類(かげろう)

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200円から1900円程度 スマホ操作可能 一部 ループが装着

使い方試せば(個人のフィッティングや耐寒には差があると思います)、厳寒期以外の春や5月は大丈夫かもしれません?

 

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ヘルメットの上に目出し帽(かげろう)

ヘルメットの下に目出し帽を被るのが一般的です。樹林帯では暑いときがあって、ヘルメットは被っているけれど、目出し帽を被っていない状態で、そのまま稜線に出てしまう場合があります。いきなり風が吹いて来ますので、ヘルメットの上からそれをかぶるようにする時があります。

すっぽりヘルメットにかぶせてしまいます。
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そして、顔を全て覆ってしまいます。

首回りは、ハイネックの中間着もしくはネックカバ-で寒さ対策をするとよいでしょう。

目出し帽は、目線のところで折れるデザインで、上下に長いタイプがお勧めです。
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December 04, 2019

成せば成るのだろうか?(M浦)

 2019年12月1日、日和田山の岩場、いつものように暗くなる少し前まで練習しました。日が短いせいか早く戻れて、次の仕事の準備をしても、大河ドラマの「いだてん」を横目で見る時間がありました。

 1962年(東京オリンピックの2年前)、女子バレーのニチボー貝塚チームが世界選手権で優勝を契機に引退を表明したそうです。あと2年「青春を犠牲」にしてバレーボールに打ち込むのは選手にとって酷であるというのがその理由です。
 「私たちは青春を犠牲にしていません。私たちの青春はバレーボールです!」と選手達が大松監督に訴えるのをきっかけに、再び東京オリンピックに向けて再スタートする場面になる頃、私は横目から涙目になっていました。 

 大松監督の娘さんは私が通った高校の1年後輩です。その関係で高校2年の時に私は大松監督の話を直接聞く機会がありました。ちょっとだけ運動神経がいいけど、目立たない、むしろ欠点の多い選手達が努力して金メダルを取るまでの姿を、葛西さん、宮本さん、磯部さん・・・一人一人、小さい声だけど、なんとも引き込まれる感じで話されました。そして私も「成せば成る」と感動を伴って確信させられていました。

 ロープを中間支点にクリップしながら登るスタイルを5クラスのクライミングといいます。その5クラスを優しい順に1から10までグレードがつけられました。日和田山のステミングフェースルートは5.7、松の木ハングルートは5.9です。最も難しかった5.10よりもっと難しいルートが出来て5.10bなんてつけられました5.10dまでつけて、わかりにくいので5.11が出来ました。どんどん数字が増えて、今は5.16dあたりが世界最高難度みたいです。
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(日和田山女岩西面左ルートは日本初の5.10b)。

 半年の練習で5.7が登れた。次の半年で5.8、そして5.9・・・5.10bまで登れた。だから目標は5.11、夢は5.13、私達はそういう風に思いがちです。長く生きてきて、私は「成しても成らないこともある」とわかっています。それでも「なせば成るのでは?」と思いたくなるのです。

「それは人の持っている本来的な弱さです。」との言葉に「ハッ!」とさせられたことがありました。1994年のことでした。
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December 02, 2019

続 エイト環バリバリ

 私は金色のエイト環です。昨日、日和田山に行ったら、
「エイト環がしゃべってましたね!」
なんていう感想を数人の方(実は3人)にいただいて、うれしくなりまして、また筆を執ることにしました。あまり知られていない私の使い方のバリエーションを書いちゃいます。
『すごいねー!』とか言ってくれたら、うれしいの二乗です

1、ロープの結び目通過
https://www.timtam.net/sct.html#mst

2、エイト環2回かけ
https://www.timtam.net/sc7smh.html#eito2

3、エイト環グリップビレー
https://www.timtam.net/scn2.html#egb

4、エイト環ロープ割懸垂
https://www.timtam.net/sct.html#rpw

 ロープの結び目通過をATC君で行おうとすると、3回程度仮固定して両手をフリーにして作業しなければなりません(熟練した人で5分程度、熟練してないとギブアップ)。私なら仮固定不要で数秒で済んじゃいます。
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 私にロープを2回かけると大きな摩擦力が得られるので、私一人でで二人分の体重を支えることが出来ます。ATC君だと「行って帰って」をしないとなりません。
https://www.timtam.net/sc7smh.html#eito2 を20行程下にスクロール)
ハーフマスト2回がけという手もありますが、10m程度以上を懸垂下降するとロープがものすごくキンク(ねじれる)してしまいます。
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 エイト環グリップビレーが伝わっている山の会が少なくなりました。沢登りで滝の落ち口にピンポイントで停まって、後続を見ながらビレーをすることが出来て。滝を登る人が墜落して水流に吊られてしまっても、その人を高速で降ろすことが出来ます。ピボット君でも間に合わないかも知れません、降ろす(降りる)は私の得意技なんだな~!
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 服や髪の毛が挟まったり、バックアップのスリングがロックするなどして、懸垂下降(空中懸垂)の途中で動けなくなった人を助けに行くのがロープ割懸垂で、エイト環の使い方としてはかなり複雑です。ロープが細かったり救助される人の体重が軽かったりすると、ブレーキ力が足りなくなってしまいます。エイト環ロープ割懸垂の下(上は不可)にカラビナロープ割懸垂を追加して、二つを固定分散(流動分散不可)で結んでそれをハーネスに連結します。
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私は今度の12月10日(火)に竜ケ崎で、12月15日(日)に田無で練習することにしています。

「エイト環、捨てちゃェ !」なんて言う先輩がいます。そう先輩に言われても

「ステナイデクダサイ!」

その先輩、片手で、懸垂下降のセットが出来るのかな?、

「私なら出来る!」

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