スキー林間+ショートロープ(M浦)
平日のスキーゲレンデ、最近、小学校や中学校のスキー林間の生徒を多くみかけます。
スキーガイドのM君は先生方の打ち合わせに参加するために、22時ちょっと前に本部になっている三階の部屋に向かいました。止まらないはずの二階でエレベータのドアが開き、そこで降りてしまいました。二階は男子生徒の階です。消灯の少し前の時間、廊下に出ている生徒はまばらでした。
なぜか、いるはずのない女子生徒二名の背中が見えました。男子は女子の女子は男子の部屋のある階に行ってはいけない決まりです。
『あれ、女子は・・・たしか?・・・ここにいてはいけないんだよな・・・注意しないとなならいかな?・・・名前もわかんないし・・・五メートルくらい離れてるし・・・エートエート・・・』とM君は気弱く逡巡していました。
「ソコノー!」
H先生が階段から二階廊下に出て来て発声しました。女子二人の後ろ姿を見たとたんの、短い短い出来事でした。
なにか注意しなければいけないことがあったら、逡巡してはいけない。とにかく声を出す。名前がわからなかったら「そこの人」でいい!
ロープが緩んでいると転んだ人から、ガクンと衝撃加重を受けてしまう。
2mショートロープで引かれるて人が、引く人に近づいて、ロープのテンションを緩めてしまうことがあります。始めに「ロープに引かれるように歩いて下さい」と伝えるのですが、わかってもらえてないのが普通です。「まあいいか!」と思い、危なくない所なら見過ごしてしまいがちです。でも、「注意これ瞬足」です。初めてロープを緩めたとたんに「ロープに張られて歩いて下さい」と注意するのです。
注意するのが苦手な場合、コンテで歩き始めた時から「注意する準備」をしておくのがベターです。最初で瞬足のタイミングを逃さないようにしましょう。
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