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December 04, 2019

成せば成るのだろうか?(M浦)

 2019年12月1日、日和田山の岩場、いつものように暗くなる少し前まで練習しました。日が短いせいか早く戻れて、次の仕事の準備をしても、大河ドラマの「いだてん」を横目で見る時間がありました。

 1962年(東京オリンピックの2年前)、女子バレーのニチボー貝塚チームが世界選手権で優勝を契機に引退を表明したそうです。あと2年「青春を犠牲」にしてバレーボールに打ち込むのは選手にとって酷であるというのがその理由です。
 「私たちは青春を犠牲にしていません。私たちの青春はバレーボールです!」と選手達が大松監督に訴えるのをきっかけに、再び東京オリンピックに向けて再スタートする場面になる頃、私は横目から涙目になっていました。 

 大松監督の娘さんは私が通った高校の1年後輩です。その関係で高校2年の時に私は大松監督の話を直接聞く機会がありました。ちょっとだけ運動神経がいいけど、目立たない、むしろ欠点の多い選手達が努力して金メダルを取るまでの姿を、葛西さん、宮本さん、磯部さん・・・一人一人、小さい声だけど、なんとも引き込まれる感じで話されました。そして私も「成せば成る」と感動を伴って確信させられていました。

 ロープを中間支点にクリップしながら登るスタイルを5クラスのクライミングといいます。その5クラスを優しい順に1から10までグレードがつけられました。日和田山のステミングフェースルートは5.7、松の木ハングルートは5.9です。最も難しかった5.10よりもっと難しいルートが出来て5.10bなんてつけられました5.10dまでつけて、わかりにくいので5.11が出来ました。どんどん数字が増えて、今は5.16dあたりが世界最高難度みたいです。
Hidari
(日和田山女岩西面左ルートは日本初の5.10b)。

 半年の練習で5.7が登れた。次の半年で5.8、そして5.9・・・5.10bまで登れた。だから目標は5.11、夢は5.13、私達はそういう風に思いがちです。長く生きてきて、私は「成しても成らないこともある」とわかっています。それでも「なせば成るのでは?」と思いたくなるのです。

「それは人の持っている本来的な弱さです。」との言葉に「ハッ!」とさせられたことがありました。1994年のことでした。
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