「浅間山 剣ヶ峰」Jam!活動報告
2020年1月3日
浅間山荘を起点に浅間山の南に位置する剣ヶ峰(2281m)に登頂し、北側の急斜面を下降して火山館に至るルートを歩いてきました。
剣ヶ峰は元々は黒斑山や蛇骨岳と地続きであった浅間山の外輪山です。2800mはあったとされる旧黒斑山が、噴火で山体が吹き飛び、残った裾野の南側が剣ヶ峰です。現在の浅間山は後から隆起した山です。
写真1 黒斑山頂から見た剣ヶ峰 右側のヒサシゴーロ尾根から登り、左の急斜面を下ります。
写真2 コース全容
写真3 登山道から外れ、ヒサシゴーロ尾根への登り。テープが多く、バリエーションとは言い難い雰囲気…。出だしやや急登。
写真4 年末に降雪があり、ここ2~3日は晴れ。前日にピストンしたと思われるトレースがあり、否が応でも山頂へ導かれます。
写真5 左奥に黒斑山、手前は剣ヶ峰から西に延びる牙山(ぎっぱやま)。8合目まではラッセルする程の積雪なし。そこから山頂までは50㎝程度の積雪で、運動不足の私達にはトレースがあっても疲れました。
写真6 南には雲海に浮かぶ八ヶ岳。
写真7 剣ヶ峰山頂(2281m)。奥に浅間山、巷ではガトーショコラと呼ばれているとの事…。
写真8 山頂から浅間山方面は急な斜面で、足元が見えません。初見なので、ここの急降下を核心と考えロープなども用意してきました。
写真9 積雪は30~80cm程度。表面から10㎝位に境界の不明瞭な弱層がありましたが、概ね雪の結合は良好でフカフカです。雪崩の心配は乏しいと判断し、少し回り込んでルートを選びながら下ります。
写真10 雪に足が沈んでいく感覚がとても楽しいです。アイゼンで下りましたが、前足荷重でテレマーク姿勢で重心を保っていくと安定します。
O部さんにも体験してもらいました。写真は方向修正でトラバースしているところ。面白い…と200m程一気に下ったら、足が非常に疲れてしまいました(泣)。
写真11 天狗の露地…カラマツ時々シャクナゲの藪。先ほどの下りが核心かと思っていましたが、このカラマツ林が一番の核心でした。火山館への方向を決めて歩き出しても、倒木や密な樹木で方向を惑わされます。足も疲れていて、トホホ気分で歩きました。剣ヶ峰~牙山の山際を歩くと現在地を把握しやすいかな…と思いました。
写真12 火山館からは登山道で浅間山荘へ戻ります。正面は牙山。踏まれた雪道は夏道よりも歩きやすいなぁ…と感謝して下りました。
浅間山荘7:00発~剣ヶ峰11:30着~火山館13:40着~浅間山荘15:30着(休憩を含んだおおよその時間)
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