プチ技10 クローブヒッチによる流動分散から固定分散への移行(S田)
確保支点(ビレーポイント)を作る際に流動分散から固定分散へ移行させる場合、エイトノットで結ぶことはよく知られています。
エイトノットの代わりにクローブヒッチを使うと、
・スリングの長さがエイトノットに比べて短くならない。(結びとアンカーを結ぶ辺のなす角が大きくならないので荷重の分散に有利)
・固定後でも荷重方向を調整できる。
・カラビナを抜けばすぐに解ける(グローブをしたままでも作業がしやすい)。
などのメリットがあります。
では、クローブヒッチで固定にする手順を示します。
⑥トップロープの支点にする場合は、カラビナ2枚にしてください。
※この方法は、カラビナを抜けば結びが解けてしまうため、グローブをしたままでも作業がしやすいです。
そのため、冬期バリエーションやアイスクライミングなどで使いたいですね。
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