モノ作りと登山(杉原六郎)
「行きたい山を思い」「企画して(計画書を書くこともある)」「装備を揃え交通機関や宿泊先を手配して」「実際に出掛けて行き」「山から帰って余韻を残す(片付けと次の山の準備含む)」といった行程が登山です。
それは「企画して」「設計図を書いて」「材料を集めて」「地道に作る」「作り終えて余韻を残す」といった行程のモノ作りに似ています。
以下は最近読んだモノ作りの本(渡波 郁 著 「CPUの創り方」マイナビ出版 高校生からが対象の電子工作技術書 滅多にないくらいわかりやすい)の一説(p279)です。「モノ作り」を「登山」と読み替えてみて、『ウウム・・・考えないとな!』と思っています。
「モノを作った経験があるヒト」が極端に減っているようなので、あえて当然のことを書きます。
問題を自力で解決すること自体がモノ作りですし、
「問題が起こらないようになっている」または「誰かがフォローしてくれる」のはモノ作り風のテーマパークでしかありません。
逆に自力で問題解決をするのがイヤな人はモノ作りするべきではないです。
これは、解決出来る自身がなければトライするなという意味ではありません。自力で解決しようと努力して、しかしながら結局は 完成しなかったとしても、それこそは貴重な経験だと思います。
「滝の落ち口で懸垂下降下降をセットする」という問題を解決中の筆者・・・セット後、信頼出来るリーダーのチエックを受けてから使用すること(懸垂下降でロープのセット間違いによる事故は多い)。
寺の沢の沢登りに行く前に地図上ででテント泊適地を探す課題が出た。
さて読者は実際にはどこにテントを張りますか?・・・杉原の答えはこちらをごらん下さい。
(注)シュミレーションなので実際にテント泊するわけではありません。
(注)杉原卓二 改め 杉原六郎
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