中御所谷西横川/10.10(I東)
先週末は、“ 深まる秋を味わいに谷川か尾瀬の沢でまったりと一泊♪ ” などと考えていましたが、関東周辺の天気予報はあまりパッとしない方向へ。
散々行先を検討した挙句、やはり晴天の元で紅葉を愛でたいと、中央アルプスまで足を伸ばしてきました。
西横川は、千畳敷から流下する中御所谷の支流で、伊奈前岳が水源方向の短い流れです。
以前から中御所谷の本谷が気になってはいましたが、1人のフリーではさすがに不安なので、中アの沢は初めてでもあることから、隣の初級沢を選びました。
さて、西横川は、噂どおりに登れる滝が連続する、滝の登りだけに特化したとても潔い沢でした(30m大滝2つ下の滝だけが、ヌメヌメボロボロで直登断念)。
開けて明るい渓相の中、フリクションのよく効く花崗岩を登ってどんどん高度を上げていきます。
標高2000mくらいからは周りの紅葉もちょうど見頃で、振り返れば南アルプスの山波。
なんだかとてもゴージャスな空間でした。
鮮やかな景色に見惚れ、所々でのんびりと休憩しながらアスレチック的に登っていると、水が枯れてしばらくで、自然に還りつつある長谷部新道(廃道)に合流しました。
その後、いつもの賑わいの千畳敷はすでに紅葉も終わりかけ。ロープウェーに大行列ができる前に、文明の利器でそそくさと下山しました。
(入渓8時、廃道合流12時、千畳敷13時)
今回は、ヌメっている箇所に注意という情報がネットにあったためフェルトシューズを履いたのですが、季節的なものか水が少なかったため、ヌメリを避けてラバーソールで登ることが十分に可能でした(むしろ全体的にラバー向き)。
去年張り替えたフェルトがかなり消耗してしまいガッカリです。靴の選択は難しいものですね。
| Permalink | 0
Comments