大源太山・北沢本谷10/4(K上)
写真① :越後のマッターホルン?大源太山
写真② :向かって左を水をかぶりながら登る。
③向かって左、トラロープ沿いに登る。
④左のクラック沿いに登る。
⑤三俣。右に見える滝は七つ小屋沢
⑥本谷の2段15m滝(写真に写ってないが、向かって右のリッジを登った)
⑦ 詰めのスラブの岩場。「負欠スラブってこんなところかな?って言いながら登った。」
⑧ 越後のマッターホルン(地元の看板には”東洋のマッターホルン!”とあった)山頂から湯沢の町と飯士山が見える。
湯沢ICで降りて大源太キャニオンの先を3km入った突き当りに10台程度止められる駐車スペースがある。
クルマをとめて大源太山登山道を40分歩き、2つ目の沢が大源太山へ突き抜ける北沢本谷の入渓地点だ。
登れる滝の連続だが、水量が多いのでレインウエアーを着てのシャワークライミングとなる。ガイドブックに『泳いで取り付く』とある釜は側壁をへつる。
ガイドブックに『かなり立っているがホールド豊富』とあるの7m滝は上部がどうなっているか見えない。安全のためロープを出してカムでランニングビレーを取って登った。
10x12mの斜滝④は左のクラック沿いに登る。
三俣(向かって右から「七ツ小屋沢⑤/見晴台ノ沢/北沢本谷」)は、一番左の沢に入る。
入ってすぐに2段15mの大滝⑥。ガイドブックの記載に従って右のリッジに取り付いて、そのまま灌木帯に突入。踏み跡をたどって大きく高巻き(途中で滝の落ち口にむけてトラバース試みるが、傾斜がきつくて断念。藪漕ぎしながら大きくたか巻く必要がある。)、最後は懸垂下降で沢に戻った。
リッジの登攀はホールドが小さく、フェルトの沢靴でのリードは足が決まらず怖かった。途中に残置ハーケンが2枚ある。
懸垂下降で降りた地点は2段7mの下段がヌメヌメの滝の下。右から取り付き下段を上がって(ヌメヌメでかなり悪い)水流を左にわたって上に抜ける。
森林限界を超えると、ほとんど水流のないスラブ滝となる。
早めにフェルトの沢靴からアプローチシューズに履き替えた。
滝の側面、乾いた部分を登る。ホールドが少なく傾斜のきついスラブ岩⑦はアプローチシューズのフリクションを効かせて気持ちよく登れた。
詰めは最初の二股は右に進む。2つ目の二股を左に行くとスラブの岩伝いに藪漕ぎなしで山頂直下の登山道に出る。この通りに登らないと壮絶な藪漕ぎになるそうだ。『(スラブの傾斜がきつく左に渡れず、2つ目の二股を右に進んだら)稜線まで藪漕ぎ2時間』というネットでの書き込みもあった。
登山道を10分ほど歩いたら大源太山(1598m)の山頂⑧だ。
台風一過、雲一つない360度の景色を楽しんだ。
駐車場(7:20)-入渓地点(8:00)-山頂直下の登山道(13:35)-山頂(13:45~14:00)-駐車場(16:00)
| Permalink | 0
Comments