吊り上げシステムの提案(杉原)
吊り上げシステムの改良案です。3分の1カウンターウェイト
*実験して結果を報告していただけたら幸甚です。
Aさん=負傷者(体重WaKg)
Bさん=救助者(体重WbKg)
青ロープ=Bさんを守るロープ(自己脱出をセット)
F=フリクションヒッチ(マッシャーが良い)
T=逆戻り防止用タイブロック
J1=自己脱出用フリクションヒッチ(腰用)
J2=自己脱出用フリクションヒッチ(足用)
K1=上向きに折り返すカラビナ
K2=下向きに折り返すカラビナ
BさんはATCのガイドモードでロープに繋がり、自分の体重でAさんを引きます。さらにK2K1方向にロープを引き上げます(引き上げ力WcKg)。
Aさんを引き上げる力は
{(Wb×3-K1とK2の摩擦)+(Wc×2-K2の摩擦)}Kg
なのでBさんの力不足しても引き上がると予想。
◆次の図の1分の1カウンターウェイトプラス引き上げロープ2分の1は5/21に実験してイマイチでした(力がない人は上げられない)。反対に次の図のBさんに充分に力があれば、Bさんが、青い引き上げロープなしで、Aさんからタイブロックに向かうロープを引き上げればOKでした(1分の1カウンターウェイトのみということ、セットが簡単で、引き上げ時間も最短)。
Bさんがロープにぶら下がり体重で下に引く、さらに、BさんはロープPを引き上げる。
少し上がったらBさんは自己脱出でロープを登りフリクションヒッチを下げる。
◆下の2分の1カウンターウェイトは負傷者の所まで行けないとセット出来ないのが欠点です。5/21の実験ではDさんがECロープを引ければAさんの力が不足しても引き上がりました。Aさんに充分力あればDさんがロープを引けない場合でも上がります。どちらも、引き上げ時間もかなり早かったです。
Aさんがロープにぶら下がり体重で下に引く、さらに、AさんはロープBを引き上げる。
DさんはCEロープを下に引く。AさんはDさんより下に下がる前にFから下がるロープを自己脱出で登り返す。
以上は全てカウンターウェイト方式です。救助者が石を落とす可能性に充分注意して下さい。
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