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August 15, 2023

自己脱出とΦ5.5mmケブラーロープ(松浦)

ロープを積極的に使う登山(岩登り、沢登り、等)において、信頼出来るリーダーである条件の一つに、自己脱出でロープが登れることがあると考えています。ロープが登れれば、ロープを使って降りて(懸垂下降等)、もう一度、もとの場所に戻れるからです。


自己脱出の手順(2分)

Kannsei_20230818062801
スリング配置(ヘソ用60cm 足用90cm)

メインロープの直径より2割程度細いブルージックコードでないとロープに施したフリクションヒッチ(オートブロックヒッチ)が止まりません。

細いロープでも止まるブルージックコードということで、「ホローブロック2 (サイズ: 長さ480mm 横10mm 縦5mm ベージュ)    3,960 円 をカモシカオンラインで購入しました。
それをΦ5.5mmケブラーロープ(カモシカで購入)で試してみました
Kebura
Φ5.5mmケブラーロープ(静加重強度18KN)

Img_3342
ホローブロック2(縦5mm横10mmテープ)

41_20230816045201 右ひねりと左ひねりが均等になるプルージックでホローブロックをセット、60kgの体重をかけて、止まり、体重をフリーにして 、プルージックが動くことが確認出来ました(写真は体重をフリーにした状態) 。Φ5.5mmケブラーにホローフロックをセットすることは、もちろん、メーカーが推奨するはずはありませんが、安全システム(例:メインロープの途中途中にインライン結びを作りハーネスと連結しながら登る)を付加することで、Φ5.5mmケブラーロープを自己脱出で登ることが出来そうです。野外のフィールドで実験しました(結果は一番上の動画)。
(注)安全システムとして、ビレー器をガイドモード(セカンドビレーモード)でハーネスにセットすることはΦ5.5mmロープは細すぎて使えない。

 
使えない実験動画(10秒)


Φフリクションヒッチをまとめた動画(4分)

最近は細いクライミングロープが手に入るようになりました。これまでのΦ7.mmブルージックコードでは止まらないですが、ホローフロックなら大丈夫です(メーカー表示はΦ7mm以上)。

71
Φ7.1mmクライミングロープ

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