9月の日和田 講習の様子(F川)
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予定外でビバークする場合のツエルトの張り方の一例です。
ツエルトは、底割れ(割れていないのは緊急時にかぶれないのでNG)で、底面がたたみ1畳程度で2人は横になれる大きさで、出来れば、側面中央に横に広げるためのテープが縫い付けてあってほしいです(写真の黄色丸の部分)
シラフをシラフ袋に押し込んでしまうように、ツエルトを入口側から、袋に押し込んで、入口と反対側の頂点の所が一番上に来るようにして、袋を閉じます。入口と反対側の頂点の所には、目立つ色のヒモを輪にして結んでおき、すぐカラビナがかけられるようにしておきます。
ビバークを決定したら、適地を探します。上からの落石が来なくて、水や雪崩の通り道にならない所で、座れればいいと考えましょう。
120cmくらいの高さの所にツエルトを張るための支点Aを作ります。樹木や岩、何もなければ高さはありませんがザックでもよいです。その支点とツエルトの頂点をカラビナで結んでツエルトを引き出します。これで、ツエルトが風に飛ばされることを防ぐのです。
危ない所ならセルフビレーをセットして、 2~3人なら横に並んで4~5人なら車座になってザクの上に腰を下ろし、ツエルトをかぶります。ザックの下にツエルトの底を巻き込んで体重で固定してしまいます。
しばらく休憩したら、一人ずつ、トイレを済ませ、 衣類を着込みます。
食料の残りを調査し食料と水を管理する計画を立てます。
厳冬期の高度の高い場所では、靴ひもをゆるめます。 足指の凍傷対策のためです。
軽量のコンロがいいです。取ってのついた鍋なら手で持ちながら湯が沸かせます。
夕方から、寒くなっってきます。30分おきに3分、コンロに火をつける、など、燃料の節約をします。空焚きしないで、お湯をわかし、チョコやヨウカンなどを溶かして飲むと、湯たんぽを作る、雪を溶かし水を作るなどします。火をたいている時は寝ないで起きている人の分担を決めておきます。
夜は長いけれど、必ず朝が来ます。
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沢登りで多用するタープの張り方です。水がこなくて、上から落石の来ない場所を見つけて下さい。平坦であればそれに越したことはありませんが、それは二次的な要件です。2メートル以上、水位が上がってあたりまえです。
さんぶんのいち、吊り上げシステムと,カラビナリリーシングヒッチを使って、ロープを強く張ります。
横からロープを引いて、平らな場所の真上にロープが来るようにします。
そのロープにフリクションヒッチをセットして,その下にタープを吊るします。
2枚のタープを張る場合は、1枚をロープの上に張り、もう1枚はロープの下に吊るすようにして張ります。30センチ以上は、上下に重なった部分を作ります。
黄色丸の下に、下に張ったタープのフリクションヒッチがあります。
タープが縦長の場合は長い方がロープと並行になるように張った方が、雨水が流れずに、タープの上に溜まる状態を防ぎやすいです。屋根の傾斜は30度は必要で、傾斜が緩いとタープの上に水溜まりを作ってしまいます。
タープはテントと異なり、沢登りの宿泊に適しています。増水にすぐ気がつき、水が来てもすぐに脱出出来るからです。屋根が高く、空間が広くて、居住性が良いです。かなりの激しい雨にも対応出来ますが、雨が吹き込んだり、雨垂れは避けられませんので、乾いた衣類に着替えたら、雨具を着て過ごします。
寝る時はシラフカバーと個人用の背中に敷くマットが必要です。
中でコンロを数台炊いても、酸欠の心配はありません。寒くて眠れない時はツエルトをかぶり、30分毎,3分間といったタイミングで火を焚きます。燃料の節約と、火をつけたまま寝てしまうのを防ぐためです。お湯を作り、お茶などの入っていた、熱に強いペットボトルにお湯を入れて、靴下等で包み、湯たんぽにすると、いいですよ。
タープは雨を受ける面積が広いので、タープを流れ落ちる雨水をはフライパンなどを下に置けは、すぐに溜めることが出来ます。水場が遠くて、雨の中でビバークするような時に助かります。
上にタープ、その下にツエルトを張る方法があります。雨に強く、寒い時や、虫が多い時に有効です。
沢靴、ハーケン、ハンマー、スリング、ハーネス、水筒など、濡れてもいいものは、ツエルトの外のタープの下に置けます。増水と紛失対策ということで、外に出す物は、カラビナで全て連結しておきましょう。
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以上2023年9月12日n記録です。2017年よりずいぶんと水量が多かったです。
以下2017年8月の記録です。
盆掘林道は千ケ沢林道分岐の100m手前で土砂崩れしていた。車をその手前で置き出発した。千ケ沢を右に見て、写真手前の橋を渡り、数百メートル行った所の赤布目印の所から入る渓した。
入渓点付近は小さく穏やかな沢に見える。
すぐに登攀的な滝が現れる。
2段の滝10mだ
人数6人と多かったのでロープを2本出して交互に登る(3人パーティで登ったと同じ時間になる)。
いよいよ大滝だ、写真は大滝下部を上から見た所。
大滝中段には残地のハーケンがいくつかある(上段にはない)。
細かいホールドをカチ持ちで突破。
上段は水流部をシャーワークライミング(水流の左に抜ける)。
大滝の上にも滝が出て来る(ロープ出さずに快適に越える)。
終了点にはなぜかケルンが積んである。
ケルンから右岸の尾根に上がり、尾根をそのまま下る。前半はしっかりした踏み跡があるが、後半は踏み跡が消えて30度以上の急斜面になる。懸垂下降8回で石津窪出合に戻った。
盆掘林道を車まで戻る。
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青森の山の仲間が横浜で個展を開きます。
9月18日(月)~24日(日)10:00~17時(初日は13時から最終日は14時まで)
横浜ギャラリーOWL(アウル)
観覧無料
山を描写した絵画は数多くありますが、登山者の息づかいを通して山の温かさや厳しさが伝わる作品は珍しいと思います。すでに山に登っておられる方、これからトライしてみようと思われる方、全ての人に何かしら響く作品たちだと思います。皆様、お忙しいとは存じますがお立ち寄りいただければ幸いです。
https://gallery-owl-yamate.com/?p=1527
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