スリングの長さ調節をオポジションに利用する(S田)
今回は、スリングに結び目を作らずにスリングの長さを素早く調節する方法をご紹介します。とても簡単です。
この方法は、クレーンで鉄骨などを吊り上げる際、二本のワイヤーの長さが異なる場合に、長い方のワイヤーを短い方に合わせるために使われています。
「やりくり」「余り返し」等々、呼び方はまちまちのようです。
①スリングを伸ばし、一方の端をもう一方の端(輪)に通します。
②写真の様にカラビナをかけます。カラビナをかける位置は写真をよく見てください。
③スリングが折り返している個所をずらせば、長さを調節できます。
④3分の1吊り上げシステムの形なのでテンションをかけることができて。テンションをかけるとロックするので、オポジションのセットに使えます。
*茶色矢印:オポジションのかかる方向
*緑色矢印:クライマーが墜落した場合に力がかかる方向
*水色矢印:銀色のカラビナをかける場所(間違えないこと)
| Permalink | 0
Comments